レークランド・テリアは数百年の歴史を持つといわれている古い犬種で、かつては狩猟犬として活躍していました。
ここでは、そんなレークランド・テリアがかかりやすい病気とおすすめのペット保険をご紹介します。

パワフルで陽気な性格のレークランド・テリア

レークランド・テリアの魅力

イギリス生まれのレークランド・テリアは、非常に古い歴史を持つ犬種です。この犬種は、「オールド・イングリッシュ・ブラック・アンド・タン・テリア」と「ベドリントン・テリア」を掛け合わせて作ったといわれています。

かつては主にレークランド地方の山岳地帯で、キツネを狩る狩猟犬として活躍していました。当時はまだレークランド・テリアという名前がついておらず、正式に名前が決まったのは誕生から随分と経った1910年代とされています。

そんなレークランド・テリアのチャームポイントは、つぶらな瞳とおじいさんのような長いヒゲ。瞳は顔の側面についており少々離れ目気味で、長いヒゲはウェーブがかかっていて非常にキュートです。

日本ではあまり飼育されていないレークランド・テリアですが、家庭犬として飼うことに適している犬種です。性格は陽気で飼い主や家族と良好な関係を築くことができますし、体はコンパクトで小さいため、どんな住環境でも飼育することができます。

また、レークランド・テリアは活発で好奇心旺盛であるため、アウトドアのお供にピッタリです。かなり体力がありますので、いろんなところに連れ回してもへこたれることはありません。本当に疲れ知らずで、飼い主が先にダウンしまうことも。さらに丈夫な四肢を持っているため、足元の悪い山道でもズンズン歩くことができます。

レークランド・テリア最大の特徴は、強靭な顎です。顎の力がかなり強く、1度噛み付いたらなかなか離しません。恐らく狩猟犬として改良されていく段階で、獲物であるキツネを噛んで離さないようにするために顎の力がどんどん強くなっていったのではないかと考えられます

飼い方の注意点

レークランド・テリアは警戒心の強い犬種です。そのため、家族以外の知らない人とは距離を置きます。また、自らのテリトリーに知らない人が入ってこようものなら、吠えたり、攻撃的になったりすることもあります。

番犬としては非常に優秀ですが、後に様々なトラブルへと発展してしまう可能性があります。トラブルを引き起こさないためにも、子犬の頃からしっかりとしつけを行ってレークランド・テリアをコントロールできるようにしましょう。

レークランド・テリアはもともと狩猟犬として活躍していた活発な犬種であるため、毎日の散歩が欠かせません。1日2回、1回につき30~40分程度の散歩を必ず行いましょう。散歩に加えて、おもちゃで遊ぶ時間も設けてください。レークランド・テリアは何かを追いかけることが好きですので、ボールやロープを投げて遊んであげましょう。

垂れ耳であるレークランド・テリアには定期的な耳掃除が必要です。垂れ耳は通気性が悪く、立ち耳に比べると耳の疾患にかかりやすくなっていますので、週に1~2回は必ず耳掃除を行ってください。特にジメジメとした梅雨時期は耳の中が蒸れて痒みを感じてしまうため、より入念な耳掃除が必要となります。

レークランド・テリアは狩猟犬として活躍していた頃の名残からか、小動物や猫を見かけると執拗に追いかけてしまいます。もしも家庭に小動物や猫がいる場合は、お互いがストレスなく暮らせるように工夫することが重要です。できるならば生活スペースを分けて、顔を合わせないようにすることが良いでしょう。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

レークランド・テリアのかかりやすい病気はいくつかあり、飼う上で注意する必要があります。
ここでは、レークランド・テリアがかかりやすいといわれる「水晶体脱臼」「緑内障」「膝蓋骨脱臼」についてご紹介します。

水晶体脱臼

水晶体脱臼とは、目の中でレンズの役割をしている“水晶体”が本来の位置から外れてしまった状態のことです。緑内障や腫瘍などの目の病気が原因で引き起こされることもありますが、レークランド・テリアを含むテリア種は遺伝的に水晶体脱臼にかかりやすいといわれています。

水晶体脱臼を発症すると、目を気にする、水晶体が小刻みに揺れる、水晶体の一部がかけているなどの症状が現れます。このような症状が見られたら、すぐさま動物病院へ連れて行きましょう。

【治療費について】
水晶体脱臼には「前方脱臼」と「後方脱臼」も2種類がありますが、後方脱臼である場合は点眼薬を使って治療します。水晶体脱臼を引き起こした犬の多くは、後方脱臼だといわれています。なお、前方脱臼である場合は水晶体や眼球を摘出する手術を行います。

通院(通算2~5日)手術・入院(3~5日)
治療費2,000~5,000円/回25~35万円

点眼で治療する場合は通院が必須となり、その場合は1~3万円の治療費が必要となります。また手術を行う場合の治療費は、手術内容によって異なりますが、入院費を含めて25~35万円と高額になる可能性があります。
治療に専念するためにも、手術にしっかり備えることができ、補償割合が高いプランを選びましょう。

緑内障

レークランド・テリアは眼疾患にかかりやすく、緑内障も注意しなければならない病気の1つです。
緑内障とは、眼圧が高くなることによって引き起こされる病気です。この「眼圧が高い」というのは、眼球が“固い”状態を指し示しています。
眼球が固いことによって“網膜”や“視神経”が傷つけられてしまい、視力がどんどん低下します。最悪の場合、失明してしまうことも。

発症の原因は遺伝的なものと、他の病気に誘発されて起こるものの2つがあります。後者が原因の場合は、「白内障」や「水晶体脱臼」に誘発されて引き起こされることが多いようです。

緑内障を発症すると、眼球が大きくなる、水晶体が濁った緑色になる、眼球が飛び出しているように見える、目を痛そうにしているなどの行動が見られるようになります。このような行動が見られたら、すぐにかかりつけの獣医師へ相談しましょう。

【治療費について】
痛みや視力の低下を抑えるため、点眼薬や内服薬を使用します。症状がかなり進行している場合は、眼圧を高める原因になる「眼房水(がんぼうすい)」を抜く外科手術を行います。ただし、手術には大きなリスクも伴うため、獣医師としっかり話し合うようにしましょう。

通院手術・入院(1~5日)
治療費3,000~1万円/回5~20万円

点眼薬や内服薬の投与は、継続的に続ける必要があります。また、手術を行う場合は通院費に追加で5~20万円ほどかかってきます。そのため、手術と長期的な通院を補償してくれるプランがおすすめです。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼は、膝の皿がずれてしまう病気で、歩行異常、最終的には歩行困難にまでなってしまいます。
グレード1の症状は、たまに脚をかばう仕草をとりますが、ほとんど無症状であるため、なかなか気づくことができません。
ですが、グレード2、3となると明らかな歩行異常が見られ、グレード4となると歩行困難になり、手術をしても完治不可能、再発の可能性が高まります。
膝蓋骨脱臼は小型犬に多く、レークランド・テリアにとっても天敵です。
膝蓋骨脱臼を発症する可能性を考えて、フローリングに絨毯を敷く、階段の昇降させない、などといった膝に負担がかからない環境にすることで、症状を悪化させない必要があります。足にしっかり筋肉がつくように、散歩もきちんとしてあげましょう。

【治療費について】
治療には内科療法と外科療法があります。グレードが1~2の場合は関節のサプリメントや鎮痛薬、肥満気味であれば減量を行い、経過を見ていきます。
グレードが3~4の場合は手術を行うようになりますが、グレードが高くなればなるほど骨格のゆがみが出てしまうので、グレードが2の段階でも手術を行う場合もあります。

通院(通算2~5回)手術・入院(2~5日)
治療費3,000~1万円/回15~35万円

手術をする場合、完治までの治療費は15~30万円と多くの費用が必要です。手術後はリハビリなどをする場合があるのでさらに治療費が増えます。
手術費は高額になるので、手術にも備えられるペット保険に入っておくと安心です。
ただし、ペット保険の中には膝蓋骨脱臼を補償しないものもあるので注意してください。

レークランド・テリアにおすすめのペット保険を選びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとレークランド・テリアにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
そこで、ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:通院・入院・手術を高い割合で補償すること

レークランド・テリアがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院や手術での治療が行われます。
そのため、通院のみや手術のみといった補償を一つに絞らず、通院・入院・手術すべてを幅広く補償するペット保険を選ぶのがおすすめです。

その中でも、レークランド・テリアは水晶体脱臼や緑内障、膝蓋骨脱臼といった手術が必要になる病気にかかりやすいので、もしものときの高額な治療費をカバーできるよう80~100%の高い補償割合のプランを選んだ方がいいでしょう。

ポイント2:特に手術の補償が充実していること

手術をする可能性が高いことから、高い補償割合だけでなくその中でも手術の補償内容が充実しているプランを選ぶ必要があります。

ペット保険の中には「1日に支払う保険金の限度額」と「1年に支払う保険金の限度回数」が決まっているものがあります。手術費は数十万円と高額な費用がかかってくるので、それらの制限が低いと十分に補償してもらえません。

手術の補償を充実させたい場合には、最低でも手術の日額制限が10万円以上、限度回数が2回以上の補償があるプランがおすすめです。

また、限度額・限度回数に制限がない商品の場合は、年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」まで補償を受けることができます。

基本的にこの「年間補償限度額」が高いほど補償が手厚いといえるので、80~100%補償のプランの場合は最低でも80万円以上の設定になっているペット保険を選ぶといいでしょう。

ポイント3:膝蓋骨脱臼を補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。
もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。
そこで、レークランド・テリアがかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみました。
すると「膝蓋骨脱臼」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることが分かりました。
膝蓋骨脱臼で受診する可能性を考えるとこれらのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<膝蓋骨脱臼を補償対象外にしている保険会社>

  • ペット&ファミリー(げんきナンバーわん)
  • 楽天少短(あんしんペット)
  • 日本ペットプラス(ガーデン)
  • アニマル俱楽部
  • SBIいきいき少短

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

レークランド・テリアに適したペット保険の補償内容と保険料

紹介した3つのポイントでレークランド・テリアに合うペット保険を選んでみましょう。
まず、ポイント1の「通院・入院・手術を80%以上で補償するペット保険」は7つありました。0~15歳までに支払う保険料の合計金額が安い順に一覧にしています。

そこから残りのポイントで絞っていきます。
ポイント2の「手術の限度額が10万円以上、限度回数が2回以上、年間補償限度額が80万円以上」ではアニマル俱楽部の各プランが候補から外せます。

ポイント3の「膝蓋骨脱臼を補償する」では、日本ペットプラス(ガーデン)が除外できます。

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
PS保険100%補償プラン100732,240 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ90%プラン90819,040 円90万円制限なし制限なし制限なし
アニマル俱楽部オレンジプランⅡ100474,900 円63万円5,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間30日まで
30,000円/回
年間2回まで
アニマル俱楽部プレミアムオレンジプランⅡ100520,950 円72万円5,000円/日
年間60日まで
10,000円/日
年間30日まで
60,000円/回
年間2回まで
アニマル俱楽部グリーンプランⅡ100600,300 円126万円6,000円/日
年間60日まで
12,000円/日
年間60日まで
90,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。
※アニマル俱楽部の各プランは11歳までの保険でその後別プランに移行されるため、0歳から11歳までの年間保険料の合計を表示しています。12歳から15歳までのおおよその年間保険料を加えた位置にしています。

ペット保険選びの3つのポイントで考えると、PS保険の100%補償プランに絞ることができました!PS保険は手術を手厚く補償してくれるほか、通院や入院の補償も十分なのでおすすめです。
では最後に、PS保険はどんな特徴があるのか確認してみましょう。

レークランド・テリアにおすすめ!「PS保険の100%補償プラン」の特徴

PS保険の特徴をまとめてみたところ、注意する点もあることが分かりました。メリット・デメリットを理解したうえで、ペット保険を選ぶようにしましょう。

PS保険の100%補償プラン

  • 手術を年2回まで補償するので安心。通院も補償するが少し控えめな設定。
  • 年間補償上限金額が100万円と業界トップクラス。
  • 保険金の支払いが早い。
  • 同一原因による手術は、2回目以降は補償の対象外。
  • 生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病、皮膚炎など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償。

(参考)PS保険のペット保険“格安で高補償”の裏にあるデメリットとは?口コミ・評判は良い?

※PS保険は「同一原因による手術は、2回目以降は補償の対象外」「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」という制約があります。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、根本的な治療方法のない心臓病や腎臓病や再発しやすい外耳炎などを発症した場合には十分な補償が受けられないことがありますので、それを理解したうえで選んだ方が良さそうですね。

まとめ

かかりやすい病気に合わせてペット保険を選ぶと納得のできるプランを見つけやすくなります。以下のポイントを参考に、レークランド・テリアに合った商品を探してみてください!

通院・入院・手術を高い割合で補償すること

特に手術の補償が充実していること

膝蓋骨脱臼を補償すること

レークランド・テリアにおすすめのペット保険は「PS保険の100%補償プラン」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。