ライオンのようなタテガミと巨大な体が特徴のレオンベルガーは、強面な外見とは違って穏やかな性格をした犬種です。
ここでは、そんなレオンベルガーがかかりやすい病気についてご紹介します。かかりやすい病気を知り、それに合ったペット保険を選んで万が一に備えましょう。

強面な見た目とは裏腹に穏やかな性格のレオンベルガー

レオンベルガーの魅力

レオンベルガーはドイツ原産の犬種で、ライオンのような犬を作りたいと考えていた“ハインリッヒ・エスィヒ氏”によって作り出されたと伝えられています。

レオンベルガーが誕生したのは1840年代。当時は番犬や牧畜犬として活躍しており、見張り能力と牽引能力が高く評価されていたそうです。その後、第1次・第2次世界大戦によって個体数は激減したものの、現在も世界各国でペットとして愛されています。

レオンベルガーは大型犬を掛け合わせて完成した犬種であるため、非常に大きな体をしています。骨太でどっしりとした四肢に、筋肉で覆われた体は堂々としていて自信に満ち溢れています。

平均体重は40kg前後で、最大50kgほどにもなります。体高は大体70~80cmあり、成人男性のおへそ辺りの高さです。2本足で立てば、成人男性を優に超えるほどの高さになります。

強面であるが故に攻撃的なイメージを抱かれてしまうことがありますが、実際は穏やかで愛情深い性格をしています。子どもにも優しく接することができ、家庭犬としては最適な犬種であるといえます。

また、レオンベルガーは愛想が良いため、どんな人とも上手くやっていくことができます。落ち着きがあって非常に安定した性格ですので、見た目以上に飼育しやすい犬種です。

そんなレオンベルガーの最大の特徴は、フサフサとした立派なタテガミです。まるでライオンのようなタテガミで、力強い印象を与えてくれます。

飼い方の注意点

レオンベルガーは非常に大きな体をしているため、住まいは広くなければなりません。レオンベルガーが余裕をもって方向転換でき、伏せることのできるスペースを準備してあげましょう。また、レオンベルガーには人がせめぎ合う都会での生活は不向きです。のびのびと生活できる田舎での飼育が望ましいです。

体の大きなレオンベルガーには、毎日1時間半~2時間程度の散歩が必須です。激しい運動は必要ありませんが、ゆったりと体力を消費させてあげることが大切です。散歩に連れ出さず、家の中に閉じ込めっぱなしだとストレスが溜まってしまいますので、注意してください。

レオンベルガーは非常に力が強いため、リードの管理には注意しましょう。散歩時に気を抜いていると、レオンベルガーに引っ張られて転んでしまうかもしれません。大人でも制御することが大変ですので、子どもやお年寄りには絶対にリードを持たせないようにしてください。

ダブルコートと呼ばれる2重構造の被毛を持つレオンベルガーは抜け毛が多いため、毎日のブラッシングが欠かせません。ブラッシングを怠ると抜けるべき毛が抜けずに残ってしまい、皮膚病にかかる恐れがあります。

特にジメジメとした梅雨時期は皮膚病にかかるリスクが高まりますので、より念入りなブラッシングが必要です。根元からしっかりブラシを通し、抜け毛を処理してあげましょう。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

レオンベルガーも気を付けなければならない病気があります。
ここでは、レオンベルガーがかかりやすいといわれる「股関節形成不全」「胃拡張・胃捻転」「アジソン病」についてご紹介します。

股関節形成不全

太ももの骨と骨盤をつなぐ股関節に異常が起きた状態を「股関節形成不全」といいます。
健康な犬は成長とともに骨盤も大きくなりますが、発症している犬は骨が不完全で、太ももの骨とうまく連結できないために起こります。
股関節形成不全は大型犬に多く、レオンベルガーも注意しなければなりません。毎日運動し筋肉量を増やしたり、肥満による股関節への負担をかけないように食事の管理をしたり気を付けましょう。運動を嫌がる、スキップのような特徴的な歩き方をしている場合は動物病院を受診してください。

【治療費について】
骨が発達していない成長期の段階や、症状が軽度の場合は、股関節の正常な成長や悪化の防止のため安静療法をとります。
症状が進み、痛みが生じている場合は、鎮痛剤や抗炎症剤などの投薬治療を行います。さらに症状が進行している場合は、外科手術が必要になることもあります。

通院(通算5~10日)手術・入院(2~5日)
治療費2,000~5,000円/回10~55万円

内服薬の投与や症状の緩和には時間がかかるため、通院の場合は1~5万円の治療費が必要となります。また手術を行う場合の治療費は、手術内容によって異なりますが、入院費を含めて10~55万円と高額になる可能性があります。
治療に専念するためにも、手術にしっかり備えることができるプランを選びましょう。

胃拡張・胃捻転

胃の中のガスや空気が異常に膨らんでしまった状態を「胃拡張」といい、それがねじれてしまった状態や、胃の出口とつながっている十二指腸が胃を締め付けてしまう状態を「胃捻転」といいます。その結果、血流が悪くなったり、周りの臓器を圧迫したりすることがあります。
食事のとりすぎや水の飲みすぎ、食後すぐの運動などによって胃拡張・胃捻転を発症する場合があります。発症の原因は遺伝やストレス、高齢などさまざまなものが挙げられます。主に大型犬に多く見られ、レオンベルガーも発症しやすいといわれています。

【治療費について】
X線検査によって、胃の状態を確認します。胃拡張の段階では、胃にカテーテルを入れ、ガスや内容物を除去して洗浄します。
胃捻転の場合は、ねじれた胃を正常に戻し、胃が動かないように固定する胃固定術を行います。この場合、早急な外科手術が必要となります。

通院(通算2~5回)手術・入院(3~5日)
治療費2,000~5,000円/回15~20万円

通院の場合は5,000~3万円、手術をする場合は、検査費や入院費を含めて15~20万円と高額になる場合があります。また再発する可能性が高い病気といわれているため、長期的な通院が必要となることがあります。通院・手術・入院補償の限度額・限度回数を確認して、ペット保険を選ぶことが大切です。

アジソン病

副腎という臓器から分泌されるホルモンの量が低下することで発症する病気のため、副腎皮質機能低下症ともいわれます。レオンベルガーはアジソン病が起こりやすい犬種といわれているので注意が必要です。
急性と慢性があり、急性の場合は失神やけいれん、慢性の場合は少しずつ食欲がなくなる、下痢や嘔吐といった症状が現れます。急性の場合はもちろん、慢性の場合でも早く発見して治療を開始する必要があります。

【治療費について】
急性の場合は即時に入院し、輸液の投与などが必要になります。慢性の場合は、一生涯に渡るホルモン治療が必要になります。

通院(一生続く)入院(1~2日)
治療費3,000~2万円/回3~6万円

アジソン病は発症すると、ホルモン治療が一生涯必要になり、薬代だけでも1年に20万以上かかる可能性があります。
そのため、長期の通院をしっかり補償するペット保険に加入することが重要です。
なお、すでにアジソン病を発症している犬の場合にはペット保険に加入できない可能性が高いため、早めにペット保険に加入するようにしましょう。

レオンベルガーにおすすめのペット保険を選びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとレオンベルガーにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:免責金額が設定されていないこと

ペット保険はプランによって免責金額が設定されているものがあります。
免責金額があると、設定されている金額分は補償されません。
例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられないということになります。そんなことになるとペット保険に入っている意味がないですよね。

 1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

1日にかかる平均治療費を調査したところ、このような結果になりました。
通院の1日にかかる平均治療費は8,000円ですが、通院は診察と処置だけだと1,000~4,000円になることもあります。
レオンベルガーはアジソン病で通院が多くなりがちなので、しっかりと補償を受けるためにも免責金額がないペット保険をおすすめします。

ポイント2:長期の通院・ある程度の手術を補償すること

ペット保険の補償内容には1日に支払える限度額と1年に補償できる限度回数が決められているものがあります。
その場合、目安として通院の限度額は平均治療費の8,000円以上、また、回数はできれば無制限、最低でも20日以上あるものを選ぶとよいでしょう。

また、股関節形成不全や胃拡張・胃捻転で手術をすることを考えて、手術補償は最低でも1回につき10万円以上補償するペット保険がおすすめです。

さらに、年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」のチェックも欠かせません。
限度額・限度回数に制限がないペット保険の場合は、年間補償限度額まで補償を受けることができます。
基本的に年間補償限度額が高いほど補償が手厚いといえるので、最低でも50%補償の場合は50万円以上、70%補償の場合は70万円以上の設定になっているペット保険を選びましょう。

ポイント3:股関節形成不全を補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。
もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。

今回紹介したレオンベルガーがかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみたところ、「股関節形成不全」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることがわかりました。
受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<股関節形成不全を補償対象外にしている保険会社>

  • 楽天少短(あんしんペット)
  • 日本ペットプラス(ガーデン)
  • アニマル俱楽部

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

レオンベルガーに適したペット保険の補償内容と保険料

レオンベルガーに合うペット保険はどれなのでしょうか?先ほど紹介した3つのポイントで探してみましょう。

レオンベルガーがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院や手術での治療が必要になります。
通院・入院・手術の全てを補償し、ポイント1の「免責金額がないペット保険」がおすすめです。ペット保険の補償割合は、50%~100%補償のものまで様々ですが、今回は一般的な補償割合である50%補償、70%補償のペット保険から選んでみましょう。

候補のペット保険を15歳までに支払う生涯保険料の安い順に並べた一覧がこちらです。

50%補償するペット保険

会社名商品名補償割合生涯保険料(大型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50%補償プラン50%455,400 円85万円12500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50%537,190 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラスプラチナ50%プラン50%575,010 円50万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン5050%675,160 円50万円制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%705,050 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%774,430 円60万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%815,830 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%904,520 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子50%プラン50%1,577,340 円72.8万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50%1,683,460円50万円制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

70%補償するペット保険

保険会社名商品名割合生涯保険料(大型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん70%補償プラン70568,900 円8512,000円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000 円/回
年間1回まで
PS保険70%補償プラン70685,89010010,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラスプラチナ70%プラン70804,71070制限なし制限なし制限なし
楽天少短あんしんペットL70840,91070制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン7070894,05070制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70987,07070制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット70701,073,75060制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわん
プラン70
701,089,13070制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン701,322,0108414,000円/日
年間20日まで
14,000円/日
年間20日まで
140,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ70%コース701,028,98070制限なし制限なし制限なし
アイペット損保うちの子70%プラン702,132,87012212,000円/日
年間22日まで
30,000円/日
年間22日まで
150,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

ポイント2の「通院は限度額が8000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上、年間補償上限金額が50万円・または70万円以上」では、イーペットのe-ペット70のみ候補から外れます。

ポイント3の「股関節形成不全を補償する」では、あんしんペットと日本ペットプラスが補償対象外項目に指定しているので除外できます。

その結果、50%補償は9種類、70%補償は8種類の候補が残りました。
これらは補償内容を数字で見るとすべて十分な内容であるといえるので、もう一つ重要なポイント「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。
そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、50%補償なら60万円以下、70%補償なら70万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。

そう考えると「FPC」と「PS保険」がおすすめの2つのペット保険ですが、PS保険は気になるデメリットがあります。

PS保険の50%補償プラン、70%補償プラン

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。

病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による皮膚炎などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。

レオンベルガーがかかりやすいアジソン病は、長期の通院が続く病気のため、これらを発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。
たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、レオンベルガーがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

レオンベルガーにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン、70%補償プラン」の特徴

レオンベルガーにおすすめのペット保険として選ばれた「FPCのフリーペットほけん」は、どんな特徴があるのでしょうか?
ポイントをまとめたので、こちらも保険選びの参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい。
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ。
  • 年間補償上限金額が85万円と高額に設定してある。
  • カスタマーサービスにも定評がある。

まとめ

ペット保険の種類が多くどれにするか決めかねているという方は、ペットがかかりやすい病気に合わせてペット保険を選んでみてもいいかもしれません。以下のポイントを参考に、レオンベルガーに合った商品を探してみてください!

免責金額が設定されていないこと

長期の通院・ある程度の手術を補償すること

股関節形成不全を補償すること

レオンベルガーにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン、70%補償プラン」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
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