寒い国原産のノルウェージャンフォレストキャットは暑さに弱い描種です。夏の暑さ対策のほかに、気を付けなければならない病気もあります。
もしものときに備えられるよう、ノルウェージャンフォレストキャットに合ったペット保険を選んでみようと思います!

ノルウェージャンフォレストキャット

ノルウェージャンフォレストキャットは大人しく温厚な美しい猫

ノルウェージャンフォレストキャットの性格

神話にも登場したとされるノルウェージャンフォレストキャットは、美しく長い被毛を持ち、とても優雅な見た目をしています。
身体は大きく筋肉質で、性格は大人しく温厚です。
我慢強く、人に対してさほど警戒心を示すこともないので、初心者の方でも飼いやすい猫と言えるでしょう。

でも、大人しい性格といえども、運動量が多く好奇心旺盛なため、いたずら好きな一面が見られます。もとは大人しい性格なので、激しいいたずらよりも静かにいたずらをするタイプでしょう。

また、高いところに登ることが好きなのも特徴です。本棚の上やキャットタワーでは常に上にいることが多く見られるでしょう。

飼い方の注意点

ノルウェージャンフォレストキャットは豪華で美しい被毛が魅力ですが、気を付けなければならないこともあります。

厳しい寒さの国で生まれたノルウェージャンフォレストキャットは、寒さから身を守るために、びっしりと密集したアンダーコート、その上を覆うようにして固くしっかりとしたオーバーコートに包まれています。
そのため、冬の気候は良くても、日本の高温多湿の気候は耐え難いものです。

夏の厳しい気候に耐えられるように、冬の季節以上に、夏は常にブラッシングをして余分な毛を除去して整えておく必要があります。
普通のブラシでは完全にとくことは難しいので、ファーミネーターなどアンダーコートからしっかりと綺麗に整えることができるブラシでブラッシングを行うと良いでしょう。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

ノルウェージャンフォレストキャットにはかかりやすい病気がいくつか挙げられます。ここでは、その中で「糖尿病」「毛球症」「熱中症」についてご紹介します!

糖尿病

ノルウェージャンフォレストキャットは海外のデータでもあるように糖尿病の好発品種と言われています。
肥満になりやすい傾向があることが理由とされていますが、中にはまれに肥満体型に見えないのに糖尿病を発症している子もいるようです。
糖尿病は、肥満による病気の代表的存在とも言え、糖尿病になると水を飲む量、食べる量が増える、体重減少、腹部が膨らむといった特徴が見られます。

また、糖尿病そのものは内臓に障害をきたす病気ですが、腎不全、肝硬変、急性膵炎、糖尿病性ケトアシドーシスという命を脅かす重篤な病気を併発する可能性があります。
発症してしまうと数時間で命を落としてしまう糖尿病性ケトアシドーシスは、特に致死率が高い危険なものと言えるでしょう。

【治療費について】
糖尿病は、インスリンというホルモンが機能しなくなることで身体のあちこちに不調が起きます。

そのため、治療の際は毎日インスリン投与と食事療法をする必要があります。
完治することができない病気なので、生涯付き合わなければなりません。

通院
治療費5,000 ~ 2万円/回

生涯を通して治療を一生続けるようになるので、一度の治療費が少なくても受診の回数を重ねると治療費は高額になってしまいます。
そのため、長期的な通院を補償してくれるペット保険を選ぶことが大切です。

【獣医が解説】犬・猫の糖尿病の症状・原因・予防・対策・治療方法と治療費まとめ

毛球症

長毛種のノルウェージャンフォレストキャットは見た目が美しく、綺麗な被毛が特徴的です。でも、その被毛が原因で毛球症を発症してしまいます。

猫は自分で身体を舐めて毛づくろいをした後、吐き戻しをして体内に入ってしまった余分な毛を排出、または排便をし、自身の被毛を清潔に保ちます。
でも、この毛づくろいの際の吐き戻しや排便がうまくいかず、体内に毛が塊となって残ってしまうことがあります。体内に残った毛は消化できず、吐けない、食欲不振、便秘などといった症状が現れ、最悪の場合、腸閉塞を起こしてしまいます。

毛球症を発症させないためには、定期的にしっかりとブラッシングが重要です。
また、毛を排出しやすくする植物繊維が多く含まれた食事や猫草を食べさせるだけでも改善することができます。

【治療費について】
毛球症になった場合、大抵は毛球を排出させる薬で対処します。
でも、中には内服薬でも改善が見られず、腸閉塞を起こしているような重症の場合は、開腹手術をして毛を取り除く必要があります。

通院(通算2~5回)手術・入院治療(2~3日)
治療費2,000 ~ 1万円/回10万 ~ 25万円

毛球症は日頃のケアで予防ができる病気ですが、換毛期などは気づかずたくさんの毛を飲み込んでしまうこともあるでしょう。
軽度で通院のみで治療できる場合でも5,000~5万円、重度で手術になると10万~25万円もかかってしまいます。
そのため、通院と手術をバランスよく補償してくれるペット保険を選ぶことがポイントです。

熱中症

「熱中症」とは、体内の熱がうまく放出できず、体温調節機能が乱れ、全身に影響を及ぼす状態のことをいいます。
嘔吐やけいれん、ふらつきの他に、呼吸が荒くなる、大量のよだれを垂らすなどの症状がみられます。死に至る可能性もあるので、これらの症状がみられたらすぐに病院に行きましょう。
ノルウェージャンフォレストキャットは寒い国で生まれた描種のため湿気や暑さに弱く、毛の量も多いため熱中症にかかりやすいといわれています。暑い時期や湿気の高い時期はクーラーをつけるなどして対策をしましょう。

【治療費について】
まず、体を冷やすことが大切です。体に水をかけたり、濡らした布を体にかぶせたり、意識がある状態であれば少しずつ水を飲ませます。脱水改善のため、点滴をする場合もあります。

通院(通算2~5回)入院(1~5日)
治療費2,000 ~ 1万円/回1万 ~ 5万円

通院の場合は5,000~5万円、点滴で薬剤や水分の補給をするため数日間の入院が必要となった場合は1万~5万円かかると考えられます。
そのため、通院・入院にも備えられるプランを選びましょう。

ノルウェージャンフォレストキャットにおすすめのペット保険を選ぶポイントは3つ

ペット保険にはいろいろ補償タイプがあるので、その中からかかりやすい病気に備えられるものを見つけることが大切です。
ここでは、ノルウェージャンフォレストキャットにおすすめのペット保険を選ぶポイントをまとめてみました!

ポイント1:免責金額が設定されていないこと

ペット保険によっては免責金額が設けられている商品があります。免責金額があると、設定されている金額を超えないと補償を受けられません。
例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられなくなり、ペット保険に入っている意味がなくなってしまいます。
通院の1日にかかる平均治療費は8,000円といわれていますが、通院は診察と処置だけだと1,000~4,000円になることもあります。しっかりと補償を受けるためにも免責金額がないペット保険を選びましょう。

ポイント2:長期の通院・ある程度の手術を補償すること

ペット保険の補償内容には1日につき●円まで・1年に▲回までと限度額・限度回数が決められているものがあります。その金額があまりにも低いと、せっかくペット保険に入っているのに十分な補償を受けられなくなってしまいます。

補償内容に制限がある場合は、通院の限度額は平均治療費の8,000円以上、限度回数は20日以上あるのが望ましいでしょう。

また、手術の補償もある程度必要です。1度の手術でかかる平均治療費は10万円なので、手術補償に限度額が決まっている場合は、最低でも10万円以上補償するペット保険を選ぶといいと思います。

ポイント3:年間補償限度額が高いこと

年間補償限度額とは、年間で支払われる保険金の上限金額のことです。基本的にこの金額が高いほど補償内容が充実しているといえるので、補償の手厚さを知るためにチェックは欠かせません。
また、通院・入院・手術の各補償内容に制限がない場合は、この年間補償限度額に達するまで補償が受けられます。
年間補償限度額は補償割合が50%の場合は最低でも50万円以上、70%の場合は70万円以上あると安心でしょう。

ノルウェージャンフォレストキャットに適したペット保険の補償内容と保険料

それでは実際に、先ほど紹介した3つのポイントでノルウェージャンフォレストキャットにピッタリなペット保険を選んでみましょう!
ノルウェージャンフォレストキャットは通院・入院・手術をする病気になりがちなので、すべてを補償してくれるペット保険がおすすめです。
今回はペット保険で一般的な補償割合50%と70%で比較していきます。

まずはポイント1の「免責金額が設定されていないペット保険」を選び、生涯保険料が安い順に並べてみました。

50%補償するペット保険

会社名商品名補償割合生涯保険料(猫・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%341,750 円50万円制限なし制限なし制限なし
FPCフリーペットほけん50%375,050 円85万円12,500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
ペティーナまとめてプラン50%380,600 円20万円100,000 円/請求100,000 円/請求100,000 円/請求
PS保険50%補償プラン50%383,050 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ50%プラン50%394,190 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%419,440 円60万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保ねこのきもち保険プラン5050%433,810 円50万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%490,180 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%520,510 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50%713,900円50万円制限なし制限なし制限なし
アイペット損保うちの子50%プラン50%792,220 円73万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

70%補償するペット保険

会社名商品名補償割合生涯保険料(猫・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
あんしんペットずっといっしょL70%443,870 円70万円制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70%478,450 円70万円制限なし制限なし制限なし
PS保険70%補償プラン70%488,190 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
イーペットe-ペット7070%531,140 円60万円制限なし制限なし制限なし
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ70%プラン70%552,020 円70万円制限なし制限なし制限なし
au損保通院ありタイプ70%コース50%955,150円70万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保ねこのきもち保険プラン7070%556,140 円70万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン7070%584,210 円70万円制限なし制限なし制限なし
ペティーナゆとりプラン70%497,200 円30万円100,000 円/請求100,000 円/請求100,000 円/請求
ペットライフジャパンプレミアム7070%691,725 円115万円15,000円/日
年間37.5万円まで
15,000円/日
年間37.5万円まで
200,000円/回
年間40万円まで
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン70%725,190 円84万円14,000円/日
年間20日まで
14,000円/日
年間20日まで
140,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子70%プラン70%1,038,970 円122万円12,000円/日
年間22日まで
30,000円/日
年間22日まで
150,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。
※ペティーナの「ゆとりプラン」は11歳までの保険料しか公開されていなかったため、把握できる範囲の年間保険料の合計を表示し、15歳までのおおよその年間保険料を加えた位置にしています。

ポイント2・3をまとめると「通院は限度額が8000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上、年間補償限度額は50%補償の場合は50万円以上、70%補償の場合は70万円以上」です。
この条件で見ると、ペティーナは候補から外すことができます。

3つのポイントで比べてみても絞り切れないので、ここからは誰でも気になる生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)で比較してみましょう。
生涯保険料を見てみると、50%補償では40万円以下・70%補償では50万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすい商品と分かります。
比較的保険料が安い保険は、50%補償ではFPC、SBI、PS、70%補償ではあんしんペット、SBI、PSという結果になりました。

ただし、PS保険のペット保険は「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というデメリットがあります。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、ノルウェージャンフォレストキャットは糖尿病など根本的な治療方法のない慢性疾患にかかりやすいので、発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。
(参考)PS保険の補償の落とし穴

残りのFPC、SBI、あんしんペットについては、ノルウェージャンフォレストキャットがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

補償割合については、スタンダードな50%か、より補償の手厚い70%か、お好きな方を選んでみてくださいね

50%補償:SBIいきいき少短のプラン50スタンダード、FPCのフリーペットほけん
70%補償:あんしんペットのずっといっしょL、SBIいきいき少短のプラン70スタンダード

ノルウェージャンフォレストキャットにおすすめ!「SBIのいきいき少短のプラン50スタンダード」「FPCのフリーペットほけん」「あんしんペットのずっといっしょL」「SBIのいきいき少短のプラン70スタンダード」の特徴

では最後に、ノルウェージャンフォレストキャットにおすすめのペット保険に選ばれた「SBIのいきいき少短のプラン50スタンダード」「FPCのフリーペットほけん」と「あんしんペットのずっといっしょL」「SBIのいきいき少短のプラン70スタンダード」の特徴を確認してみましょう。
こちらも検討の際に参考にしてみてください!

SBIいきいき少短のプラン50スタンダード・プラン70スタンダード

  • 保険料が安く、気軽に加入しやすい
  • 回数や金額を気にせず自由に請求できるが、年間補償限度額は最低ラインの50万円に設定してある
  • 膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニアは補償対象外項目に指定されている
  • 病気の場合は補償開始日から1ヶ月の待機期間がある
    (参考)ペット保険には補償までの待機期間がある?

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある
  • 約款にもデメリットになるような項目はなく、カスタマーサービスにも定評がある

あんしんペットのずっといっしょL

  • 保険料は3歳までは値下がりするが、4歳以降から値上がりする
  • 膝蓋骨脱臼や涙やけ、股関節形成不全、てんかん、チェリーアイ、気管虚脱などが補償されない
  • 低価格でペット賠償責任特約を付けることができる
    (参考)ペット保険の特約って必要?

まとめ

ペット保険の種類が多くて悩まれている方はかかりやすい病気に合わせてペット保険を選ぶのも一つの手です。以下のポイントを参考にしてノルウェージャンフォレストキャットに合ったペット保険を見つけてみましょう!

  • 免責金額が設定されていないこと
  • 長期の通院・ある程度の手術を補償すること
  • 年間補償限度額が高いこと
  • ノルウェージャンフォレストキャットにおすすめのペット保険は「SBIのいきいき少短のプラン50スタンダード」「FPCのフリーペットほけん」「あんしんペットのずっといっしょL」「SBIのいきいき少短のプラン70スタンダード」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。