ジブリ映画『ハウルの動く城』に登場するヒンのモデルとも言われているプチ・バセット・グリフォン・バンデーン。
突然の病気やケガに備えられるよう、プチ・バセット・グリフォン・バンデーンに合ったペット保険を選んでいこうと思います。

プチ・バセット・グリフォン・バンデーンは好奇心旺盛で陽気な犬種

プチ・バセット・グリフォン・バンデーンの魅力

大きな垂れた耳と鼻、胴長短足の身体が特徴のプチ・バセット・グリフォン・バンデーンは、フランス原産の犬種です。「プチ」は小さい、「バセット」は低い、「グリフォン」は粗い被毛、「バンデーン」はフランスの地名を意味し、見た目や活躍していた地名から名前が名付けられたと考えられます。現在では「プチバセ」と愛称で親しまれています。

プチ・バセット・グリフォン・バンデーンは猟犬として活躍していたことから、好奇心旺盛で活発な性格をしています。
飼い主に従順で陽気な性格でもあるので、一緒に遊ぶと喜ぶでしょう。社交的なので誰とでも仲良くなる傾向もあります。

ただし、もともと持っている狩猟本能から噛み癖や吠え癖がつく場合があるのでしっかりしつけを行いましょう。

飼い方の注意点

プチ・バセット・グリフォン・バンデーンは活発で運動することが好きなので、運動量の多い犬種です。
そのため、運動の世話ができない家庭には向いていないと言えます。毎日の散歩はもちろん、ドッグランで自由に走らせることもストレス発散になるでしょう。ボールなどのおもちゃで遊んであげることもおすすめです。ただし、激しすぎる運動は関節を痛める可能性があるので気を付けてください。

また、名前の由来ともなっている粗い被毛の手入れも欠かせません。
ブラッシングやシャンプーを行い、清潔に保ちましょう。チャームポイントでもある垂れ耳は通気性が悪く外耳炎になりやすいので、こまめに耳掃除をすることも大切です。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

プチ・バセット・グリフォン・バンデーンはどんな病気にかかりやすいのでしょうか?
ここでは、プチ・バセット・グリフォン・バンデーンがかかりやすいといわれる「外耳炎」「椎間板ヘルニア」「てんかん」についてご紹介します。

外耳炎

外耳炎は耳垢がたまってしまうことで風通しが悪くなり、体調が悪いときなどに一気に悪化してしまう耳の病気です。
耳垢などの汚れによる不潔、ダニ、アレルギーなどが原因とされており、特にプチ・バセット・グリフォン・バンデーンのようなたれ耳の場合は、耳の中の風通しが悪くなり外耳炎を引き起こしやすい傾向があります。
大抵は耳垢が溜まったままでいたり、耳の中に水が入ったまま放置したりして、菌が繁殖した結果、外耳炎となるパターンが多いのできちんと耳の中を清潔にするように心がけてください。
外耳炎による耳垢は、黒く、悪臭を発するため、すぐに気づくことができます。
汚れが耳にこびりついてしまっているため、激しいかゆみが起き、床に耳をこすりつける、耳を触るのを嫌がる、しきりに頭を振るなどといった行動をとるようになります。

【治療費について】
耳掃除をしても一日で汚れる場合は、外耳炎を発症しているので早急に病院へ行き、内服薬や専用の薬で洗浄してもらいましょう。
外耳炎は進行してしまうと内部まで炎症してしまい、中耳炎を起こします。
中耳炎は初期の状態ならば点耳薬で治療をしますが、中耳炎も悪化してしまうと、鼓膜を切るなどといった手術をしなければなりません。
また、炎症により鼓膜が破れることもありますので早期治療を心がけましょう。

通院(通算2~5回)
治療費3,000~5,000円/回

通院をする場合、1万~3万円程度かかりますが、症状が悪化している場合は、長期的な投薬治療が必要となってしまいます。
何度も通院をすることになるので、通院補償が手厚いプランを選びましょう。

椎間板ヘルニア

プチ・バセット・グリフォン・バンデーンは胴長短足という体型上、他犬種と比べると非常に発症率は高いです。
この病気は加齢と共に発症率が上がり、発症してしまうと背骨の中にある椎間板が変形し、そのまま脊髄に刺さり、さまざまな神経障害を引き起こします。

脚に痛みや違和感があると、最初は散歩を嫌がるなどの行動を見せます。
脚の麻痺が徐々に広がっていくと歩行困難になり、車いすが必要になるといった状態にまでなります。

予防するためには徹底した食事管理と、適度な運動のほか、足腰に負担がかからないようにフローリングに絨毯を敷く、階段の昇り降りをさせない、抱っこをするときは抱え込むように抱き上げるなど、仔犬の頃から生活環境も見直してみると良いでしょう。

【治療費について】
症状が軽度の場合は、痛みを緩和するため抗炎症剤などを与えて運動制限を行い、肥満の場合は体の負担にならない程度にダイエットを行います。症状が重度の場合は、飛び出した椎間板を除去する外科手術を行います。

通院(通算3~10回)手術・入院(5~10日)
治療費2,000~5,000円/回10~40万円

通院の場合1~5万円程度ですが、再発の恐れがある病気なので、場合によってはさらに費用がかさんでしまう可能性があります。また手術をする場合、入院費も含めて10~40万円と高額になります。
そのため、手術の補償がしっかりされているプランを選ぶことをおすすめします。
また、椎間板ヘルニアが対象外項目に指定しているペット保険があるので注意しましょう。

てんかん

プチ・バセット・グリフォン・バンデーンが発症しやすいと言われているてんかんは完治することが困難な脳の病気です。
脳腫瘍といった病気もないのに神経細胞が異常に活発、全身けいれん、意識喪失といった発作を突然起こします。

発作を起こしてしまったらまずは名前を呼んでみて意識があるかどうかの確認、それからいつどんな状態でどのような発作を起こしてどのくらい発作が継続したかメモを取りましょう。もしくは携帯電話で動画を撮るのも良いでしょう。
こうしたメモや動画を残しておくことで、病院での診察をスムーズに行うことができ、今後の治療方針を固めていくためにも必要となります。

また、発作が終わると興奮状態になって走り回ったり暴れたりする子もいるので、ぶつかると危険なものは周囲にはおかないようにしましょう。

もしも発作が10分以上続く、発作の間隔が短く頻繁に起こるようなら注意が必要です。ここまで重症なてんかんは、脳壊死の危険性があるので早急に病院にて直接対処しなければなりません。

【治療費について】
基本的な治療法は、発作を抑えるための抗てんかん薬の投与となり、治すための治療法はありません。
発症してしまえば、抗てんかん薬を一生涯飲み続けるようになります。

通院
治療費5,000~1万円/回

てんかんの投薬治療は、一生続けなければなりません。
一度の治療費が少なくても、受診の回数を重ねると治療費は高額になってしまいます。
そのため、長期的な通院を補償してくれるペット保険を選ぶことが大切になります。
ただし、保険会社によってはてんかんを補償しないペット保険もあるので注意してください。

プチ・バセット・グリフォン・バンデーンにおすすめのペット保険を選びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとプチ・バセット・グリフォン・バンデーンにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:通院・入院・手術をすべて補償すること

プチ・バセット・グリフォン・バンデーンがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院や手術での治療が必要になります。そのため、通院・入院・手術を幅広く補償する商品がピッタリです。
通院・入院・手術をすべて補償するペット保険は種類がたくさんあるため、年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」を比べて選ぶと良いでしょう。

限度額・限度回数に制限がない商品の場合は、年間補償限度額まで補償を受けることができるので、基本的に年間補償上限金額が高いほど補償が手厚いといえます。
最低でも補償割合が50%の場合は50万円以上の設定になっているペット保険を選びましょう。

ポイント2:長期の通院に対応できること

プチ・バセット・グリフォン・バンデーンがかかりやすい外耳炎やてんかんは長期的な通院が必要になります。

 1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

1日にかかる平均治療費を調査したところ、このような結果になりました。
通院の1日にかかる平均治療費は8,000円ですが、何度も通院していると高額になってしまいます。通院にしっかり備えられるようにするために、日額制限がある場合は平均治療費の8000円以上、日数制限は20日以上あるペット保険がいいでしょう。

また、ペット保険はプランによって免責金額(自己負担金額)が設定されているものがあります。免責金額があると、設定されている金額を超えないと補償を受けられません

例えば、免責金額が5,000円の設定で、1回の治療費が3,000円なら一切補償が受けられず、ペット保険に入っている意味がなくなってしまいます。
通院は診察と処置のみなどの場合、1,000~4,000円になることもあります。十分に補償を受けるためにも免責金額がないペット保険をおすすめします。

さらに、椎間板ヘルニアで手術をすることを考えて、手術補償は最低でも1回につき10万円以上補償するペット保険がおすすめです。

ポイント3:椎間板ヘルニア・てんかんを補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。
そこで、プチ・バセット・グリフォン・バンデーンがかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみました。すると「椎間板ヘルニア」と「てんかん」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることが分かりました。椎間板ヘルニアとてんかんで受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<椎間板ヘルニアを補償対象外にしている保険会社>

  • SBIいきいき少短

<てんかんを補償対象外にしている保険会社>

  • 日本ペットプラス(ガーデン)
  • 楽天少短(あんしんペット) 
  • アニマル俱楽部

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

プチ・バセット・グリフォン・バンデーンに適したペット保険の補償内容と保険料

では早速、先ほど紹介した3つのポイントで、プチ・バセット・グリフォン・バンデーンに最適なペット保険を選んでみましょう!

ポイント1・2で「免責金額がなく、通院・入院・手術を幅広く補償する商品」をおすすめしています。その中でも今回は保険料が安く抑えられて十分な補償が受けられる50%補償のペット保険を比べていきます。
候補のペット保険を15歳までに支払う生涯保険料の安い順に並べてみました!

それぞれのポイントをチェックしてみると、いくつか候補から外れる商品が出てくるようです。

ポイント1の「年間補償上限金額が50万円以上」と、ポイント2の「通院は限度額が8000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上」は全商品がクリアしています。

ポイント3の「椎間板ヘルニア・てんかんを補償する」では、SBIいきいき少短・日本ペットプラス(ガーデン)は除外できます。

保険会社名商品名補償割合生涯保険料(中型犬・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50435,950 円85万円12 500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50494,910 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラスプラチナ50%プラン50499,320 円50万円制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50521,450 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050563,290 円60万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン5050661,340 円50万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050626,350 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50699,140 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子50%プラン50905,540 円73万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50920,160円50万円制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

3つのポイントで絞った結果、8種類の候補が残りました。
これらは補償内容を見るとすべて十分な内容であるといえます。そのため、もう一つ重要なポイント「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、50万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。
そう考えると、比較的保険料が安い保険は、FPC、PS保険という結果になりました。

補償内容・保険料で見るとおすすめのペット保険ですが、PS保険には気になるデメリットがあります。

PS保険の50%補償プラン

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による外耳炎などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。
プチ・バセット・グリフォン・バンデーンがかかりやすい外耳炎やてんかんは、長期の通院が続くことが多い病気のため、これらを発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、プチ・バセット・グリフォン・バンデーンがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなので安心です。

プチ・バセット・グリフォン・バンデーンにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん」の特徴

プチ・バセット・グリフォン・バンデーンにおすすめのペット保険として選ばれた「FPCのフリーペットほけん」は、どんな特徴があるのでしょうか?
ポイントをまとめたので、こちらも保険選びの参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい。
  • 通院を手厚く補償するが、手術補償は年間1度のみ。
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある。
  • カスタマーサービスにも定評がある。

まとめ

ペットがかかりやすい病気を把握しておくと、何に備えればいいのか見えてきますね。以下のポイントを参考に、プチ・バセット・グリフォン・バンデーンに合ったペット保険を探してみてください!

通院・入院・手術をすべて補償すること

長期の通院に対応できること

椎間板ヘルニア・てんかんを補償すること

プチ・バセット・グリフォン・バンデーンにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。