ポリッシュ・ローランド・シープドッグは、記憶力が良くて非常にしつけのしやすい犬種です。筋肉質でがっしりとした体格をしていますが、いくつかの病気には気をつけなければなりません。
ここではポリッシュ・ローランド・シープドッがかかりやすい病気と、おすすめのペット保険をご紹介します。

ポリッシュ・ローランド・シープドッグは子どもにも優しい温厚な犬種

ポリッシュ・ローランド・シープドッグの魅力

ポリッシュ・ローランド・シープドッグは、ポーランド原産の犬種です。ポーランドでは「ポルスキー・オフチャレク・ニジンニ」という名前で呼ばれており、愛好家からは名前の頭文字を取った「PON(ポン)」という愛称で親しまれています。

ポリッシュ・ローランド・シープドッグは、もともと牧羊犬や番犬として活躍していました。そのため、“記憶力の良さ”や“学習能力の高さ”が全犬種の中でもトップクラスです。非常にしつけがしやすい犬種であるため、犬を初めて飼う方にも向いているでしょう。

また、ポリッシュ・ローランド・シープドッグは飼い主に従順です。信頼している飼い主の指示には素直に従いますので、良きパートナーとなってくれます。子どもにも優しく接することができますので、子守りを頼むこともできるでしょう。

ポリッシュ・ローランド・シープドッグは、温厚で落ち着いた性格をしています。家庭犬としてはピッタリな犬種であり、どの家庭にも馴染むことができます。穏やかな性格は見た目にも現れており、優しげな瞳が印象的です。

ポリッシュ・ローランド・シープドッグの大きな特徴は、ぬいぐるみのようにフサフサとした被毛。かなり毛量が多く、体のラインが見えないほどです。フサフサとした被毛の下には、筋肉質でたくましい体が隠されています。非常にがっしりとした体つきで、頼りがいがあります。

飼い方の注意点

ポリッシュ・ローランド・シープドッグは長毛種であるため、ブラッシングが欠かせません。ブラッシングを怠ってしまうと、毛玉ができて皮膚や被毛に負担をかけてしまいます。また、毛玉ができると皮膚が引っ張られて痛みが伴うため、毛玉ができないよう毎日ブラッシングを行ってあげましょう。

毛量の多いポリッシュ・ローランド・シープドッグは暑さに弱く、特にジメジメとした日本の夏が苦手です。夏場は必ずエアコンの効いた室内で飼育し、快適な温度を保ってあげましょう。散歩は比較的涼しい早朝や夕方に行き、途中で水分補給を挟んであげてください。

もともと牧羊犬として活躍していたポリッシュ・ローランド・シープドッグは、体を動かすことが好きです。そのため、毎日の散歩が欠かせません。1回につき40分~60分ほど散歩を1日2回行ってあげることが理想です。

散歩に加えてドッグランや公園などで自由に遊ばせてあげる時間を設けると、なお良いです。牧羊犬として活躍していた犬種は何かを追いかけることを好みますので、ボールやロープを投げて遊んであげましょう。

また、ポリッシュ・ローランド・シープドッグには耳掃除も必要です。耳元が被毛で覆われているため、通気性が悪く耳の病気にかかりやすい傾向があります。耳は敏感な部分ですので、毎日ではなく週に1~2回を目安に耳掃除を行ってください。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

ポリッシュ・ローランド・シープドッグですが、気を付けなければならない病気もあります。
ここでは、ポリッシュ・ローランド・シープドッグがかかりやすいといわれる「股関節形成不全」「進行性網膜萎縮」「外耳炎」についてご紹介します。

股関節形成不全

太ももの骨と骨盤をつなぐ股関節に異常が起きた状態を「股関節形成不全」といいます。
健康な犬は成長とともに骨盤も大きくなりますが、発症している犬は骨が不完全で、太ももの骨とうまく連結できないために起こります。
股関節形成不全は大型犬に多いですが、ポリッシュ・ローランド・シープドッグも注意しなければなりません。
毎日運動し筋肉量を増やしたり、肥満による股関節への負担をかけないように食事の管理をしたり気を付けましょう。
運動を嫌がる、スキップのような特徴的な歩き方をしている場合は動物病院を受診してください。

【治療費について】
骨が発達していない成長期の段階や、症状が軽度の場合は、股関節の正常な成長や悪化の防止のため安静療法をとります。
症状が進み、痛みが生じている場合は、鎮痛剤や抗炎症剤などの投薬治療を行います。さらに症状が進行している場合は、外科手術が必要になることもあります。

通院(通算5~10日)手術・入院(2~5日)
治療費2,000~5,000円/回10~55万円

内服薬の投与や症状の緩和には時間がかかるため、通院の場合は1~5万円の治療費が必要となります。
また手術を行う場合の治療費は、手術内容によって異なりますが、入院費を含めて10~55万円と高額になる可能性があります。
治療に専念するためにも、手術にしっかり備えることができるプランを選びましょう。

進行性網膜萎縮症

別名PRAとも言われている、ポリッシュ・ローランド・シープドッグがかかりやすい眼の病気です。
「進行性」という名がつく通り、一度発症してしまえばどんどん病状が進行していき、最終的には失明に至ります。遺伝性疾患であるため、この病気の遺伝子を持っている子は早くて1歳、遅くて7歳頃から症状が現れます。
初期症状は、夜に目が見えなくなるという「夜盲症」から始まります。
歩くのを怖がる、何かにぶつかるといったなんらかの異常な行動が見られるため、大体はこの時点で気づくでしょう。やがて昼でも見えづらくなってしまうので、日常的な生活が困難になってきます。

【治療費について】
有効な治療法は見つかっておらず、主に進行を遅くするために薬を服用することがほとんどです。
この病気にかかると、白内障や緑内障を発症する恐れがあるため、定期的な通院や検査が必要になります。

通院
治療費5,000~1万円/回

進行性網膜萎縮は、定期的な通院が長期間続く可能性があります。
そのため、通院回数に制限がない、あるいは回数が多めに(20日以上~)設定してあるペット保険を選ぶことがポイントです。

外耳炎

外耳炎は耳垢がたまってしまうことで風通しが悪くなり、体調が悪いときなどに一気に悪化してしまう耳の病気です。
耳垢などの汚れによる不潔、ダニ、アレルギーなどが原因とされており、特にポリッシュ・ローランド・シープドッグのようなたれ耳の場合は、耳の中の風通しが悪くなり外耳炎を引き起こしやすい傾向があります。
大抵は耳垢が溜まったままでいたり、耳の中に水が入ったまま放置したりして、菌が繁殖した結果、外耳炎となるパターンが多いのできちんと耳の中を清潔にするように心がけてください。
外耳炎による耳垢は、黒く、悪臭を発するため、すぐに気づくことができます。
汚れが耳にこびりついてしまっているため、激しいかゆみが起き、床に耳をこすりつける、耳を触るのを嫌がる、しきりに頭を振るなどといった行動をとるようになります。

【治療費について】
耳掃除をしても一日で汚れる場合は、外耳炎を発症しているので早急に病院へ行き、内服薬や専用の薬で洗浄してもらいましょう。
外耳炎は進行してしまうと内部まで炎症してしまい、中耳炎を起こします。
中耳炎は初期の状態ならば点耳薬で治療をしますが、中耳炎も悪化してしまうと、鼓膜を切るなどといった手術をしなければなりません。
また、炎症により鼓膜が破れることもありますので早期治療を心がけましょう。

通院(通算2~5回)
治療費3,000~5,000円/回

通院をする場合、1万~3万円程度かかりますが、症状が悪化している場合は、長期的な投薬治療が必要となってしまいます。
何度も通院をすることになるので、通院補償が手厚いプランを選びましょう。

ポリッシュ・ローランド・シープドッグにおすすめのペット保険を選びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとポリッシュ・ローランド・シープドッグにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:免責金額が設定されていないこと

ペット保険はプランによって免責金額が設定されているものがあります。

免責金額があると、設定されている金額分は補償されません

例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられないということになります。そんなことになるとペット保険に入っている意味がないですよね。

 1日にかかる平均治療費通院¥8,000 入院¥12,000 手術¥100,000

1日にかかる平均治療費を調査したところ、このような結果になりました。

通院の1日にかかる平均治療費は8,000円ですが、通院は診察と処置だけだと1,000~4,000円になることもあります。
ポリッシュ・ローランド・シープドッグは進行性網膜萎縮や外耳炎で通院が多くなりがちなので、しっかりと補償を受けるためにも免責金額がないペット保険をおすすめします。

ポイント2:長期の通院・ある程度の手術を補償すること

ペット保険の補償内容には1日に支払える限度額と1年に補償できる限度回数が決められているものがあります。
その場合、目安として通院の限度額は平均治療費の8,000円以上、何度も通院することを考えて限度回数は20日以上あるといいでしょう。

また、股関節形成不全で手術をすることを考えて、手術補償は最低でも1回につき10万円以上補償するペット保険がおすすめです。

さらに、年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」のチェックも欠かせません。
限度額・限度回数に制限がないペット保険の場合は、年間補償限度額まで補償を受けることができます。
基本的に年間補償限度額が高いほど補償が手厚いといえるので、最低でも50%補償の場合は50万円以上の設定になっているペット保険を選びましょう。

ポイント3:股関節形成不全を補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。
もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。

今回紹介したポリッシュ・ローランド・シープドッグかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみたところ、「股関節形成不全」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることがわかりました。
受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<股関節形成不全を補償対象外にしている保険会社>

  • 楽天少短(あんしんペット)
  • 日本ペットプラス(ガーデン)
  • アニマル俱楽部
  • アクサ損保(※発症した年度のみ補償)

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

ポリッシュ・ローランド・シープドッグに適したペット保険の補償内容と保険料

ポリッシュ・ローランド・シープドッグに合うペット保険はどれなのでしょうか?先ほど紹介した3つのポイントで探してみましょう。

ポリッシュ・ローランド・シープドッグがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院や手術での治療が必要になります。
通院・入院・手術の全てを補償し、ポイント1の「免責金額がないペット保険」がおすすめです。その中でも今回は保険料が安く抑えられて十分な補償が受けられる50%補償のペット保険から選んでみましょう。

ポイント2の「通院は限度額が8000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上、年間補償上限金額が50万円以上」は、すべてのペット保険が満たしています。

ポイント3の「股関節形成不全を補償する」では、日本ペットプラス・アクサ損保が補償対象外項目に指定しているので除外できます。

候補のペット保険を15歳までに支払う生涯保険料の安い順に並べた一覧がこちらです。

保険会社名商品名補償割合生涯保険料(中型犬・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50435,950 円85万円12 500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50494,910 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラスプラチナ50%プラン50499,320 円50万円制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50521,450 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050563,290 円60万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン5050661,340 円50万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわん
プラン50
50626,350 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50699,140 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子50%プラン50905,540 円73万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50920,160円50万円制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

3つのポイントで絞った結果、8種類の候補が残りました。
これらは補償内容を数字で見るとすべて十分な内容であるといえるので、もう一つ重要なポイント「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。
そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、50万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。

補償内容・保険料ではFPCとPS保険がおすすめのペット保険ですが、PS保険は気になるデメリットがあります。

PS保険の50%補償プラン

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。

病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による皮膚炎などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。

ポリッシュ・ローランド・シープドッグがかかりやすい進行性網膜萎縮や外耳炎は、長期の通院が続くことが多い病気のため、これらを発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。
たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、ポリッシュ・ローランド・シープドッグがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

ポリッシュ・ローランド・シープドッグにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん」の特徴

ポリッシュ・ローランド・シープドッグにおすすめのペット保険として選ばれた「FPCのフリーペットほけん」は、どんな特徴があるのでしょうか?
ポイントをまとめたので、こちらも保険選びの参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい。
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ。
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある。
  • カスタマーサービスにも定評がある。

まとめ

ペット保険の種類が多くどれにするか決めかねているという方は、ペットがかかりやすい病気に合わせてペット保険を選んでみてもいいかもしれません。以下のポイントを参考に、ポリッシュ・ローランド・シープドッグに合ったペット保険を探してみてください!

免責金額が設定されていないこと

長期の通院・ある程度の手術を補償すること

股関節形成不全を補償すること

ポリッシュ・ローランド・シープドッグにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。