飼育犬の中で最も古いと言われているサルーキ。細身で優雅な見た目ですが、その体型から気を付けなければならない傷病があります。
そんなサルーキに合ったペット保険はどのようなものがあるのでしょうか?

サルーキは穏やかで落ち着きのある犬

サルーキの魅力

長い足と細い顔という華奢で優雅な姿のサルーキは、飼育犬の中で最古の犬種と言われています。
エジプト王家の犬だったとも言われており、紀元前の2100年ごろのエジプトの墓からはサルーキのミイラが発見されています。また、アラビアの遊牧民の猟犬としても活躍していたとされています。砂漠でウサギやキツネなどの狩猟に役立っていたようです。

サルーキは穏やかで落ち着きのある内向的な性格をしています。
飼い主様に対して愛情深く接しますが、感情を表に出すことは少ない傾向があります。
人に媚びることもあまりせず、見知らぬ人や犬には距離を置きます。

賢く友好的な一面もあるので、子供に優しく接してくれる犬種を探している家庭には向いていると言えるでしょう。

飼い方の注意点

サルーキはもともと猟犬だったこともあり、運動量が必要な犬種です。
運動量が不足していると無駄吠えや病気をしてしまう場合があるため散歩のほか、走ることが大好きなのでボール遊びなど体を動かす遊びも取り入れると良いでしょう。
ただし、サルーキは足が速く、動くものを見ると追いかけてしまう習性があるのでノーリードにはしないように気を付けてください。

また、サルーキは華奢で体脂肪が少ないため寒さには弱いです。
温度調節や服を着させるなどして、寒い冬は飼育することをおすすめします。

長い被毛はシングルコートで、毛は細いため毛玉になりやすい特徴があります。
毛玉は皮膚炎の原因ともなってしまう場合もあるので、定期的にブラッシングを行い絡んだ毛をほぐしてあげてください。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

サルーキにはかかりやすい病気がいくつか挙げられます。
ここでは、その中で「皮膚炎」「甲状腺機能低下症」「骨折」についてご紹介します。

皮膚炎

サルーキは皮膚疾患が起こりやすいと言われています。
原因として添加物が多く含まれたドッグフードによるアレルギー、エアコンなどの機械から排出されるハウスダストといったものが特に多く、飼育する上では環境の管理に配慮しなければなりません。
激しいかゆみと痛みがあるため、しきりに同じ個所を気にしているようでしたら皮膚疾患を疑ってみましょう。
基本的に原因が幅広い皮膚疾患は、はっきりと原因を特定することが難しく完治に時間がかかることが多いので、早期発見が重要となります。
毎日ブラッシングなどの手入れをすることで皮膚を清潔に保てるほか、早期発見にもつながります。ストレスでも発症する場合があるので、しっかりとケアを心がけましょう。

【治療費について】
細菌感染が原因の場合は、抗生物質を含む内服薬や塗り薬を与え、痒みが強い場合は抗炎症剤を投与します。
アレルギーが原因の場合は、アレルゲンを特定する検査も行われます。
暖房器具は綺麗に掃除をし、加湿器などで乾燥を対策してください。

通院(通算5~10回)
治療費3,000~5,000円/回

完治するまで、定期的に通院が必要になり、最終的に1~5万円の治療費が必要になります。
免責金額がなく長期の通院を補償してくれるペット保険を選ぶと、家計の負担も抑えられるでしょう。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症は、内分泌器官から分泌される甲状腺ホルモンが減少することで発症します。
甲状腺ホルモンは体の代謝を促進する働きをもっているので、発症することで元気消失、肥満や脱毛、むくみといった症状が現れます。
発症は原因不明の自己免疫疾患や甲状腺の萎縮のほか、クッシング症候群の影響で併発する場合もあります。サルーキは発症しやすい傾向があるので、症状がみられた場合はすぐに動物病院を受診しましょう。

【治療費について】
甲状腺ホルモンを補うために、人工の甲状腺ホルモンを投与することで、少しずつ表情や運動機能が回復して、皮膚の状態も良くなっていきます。
その後も継続的にホルモンを投与し続ける必要があります。クッシング症候群などが原因の場合は、基礎疾患の治療を行います。

通院
治療費4,000~1万円/回

甲状腺機能低下症の投薬治療は、一生続けなければなりません。
そうなると治療費は高額になってしまうので、通院補償がしっかりされているプランを選ぶようにしましょう。

骨折

サルーキは全体的に細く華奢な体つきで、些細な刺激でも骨折することがあります。例えばフローリングの床で滑った、ソファから飛びおりたなどという日常的なことがきっかけでもなってしまいます。
サルーキにとってはとても身近な怪我なので、骨折をしないように日ごろから気を付けて生活をしなければなりません。骨折をしないように、フローリングにマットを敷くなどして、生活に工夫を取り入れる必要があります。

【治療費について】
治療法はギプスで固定する方法と、手術で内側から固定するようにプレートを入れる方法があります。普通、完治するまでの期間は、骨折した個所にもよりますが、3ヶ月ほどと言われています。

通院(通算3~6回)手術・入院(1~5日)
治療費2,000~1万円/回10~25万円

通院では1~6万円程度、手術では10~25万円と多くの費用がかかります。サルーキは長期間治療がかかる可能性を考えると、通院や手術にしっかり備えられるペット保険に入っておくと安心です。

サルーキにおすすめのペット保険選びのポイントは3つ

ペット保険にはいろいろ補償タイプがあるので、その中からかかりやすい病気に備えられるものを見つけることが大切です。
ここでは、サルーキにおすすめのペット保険を選ぶポイントをまとめてみました!

ポイント1:免責金額が設定されていないこと

まず、気を付けなければいけないのは免責金額です。免責金額があると、設定されている金額を超えないと補償を受けられません。
例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられないということになります。そんなことになるとペット保険に入っている意味がないですよね。

 1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

1日にかかる平均治療費を調査したところ、このような結果になりました。
通院の1日にかかる平均治療費は8,000円ですが、通院は診察と処置のみなどの場合1,000~4,000円になることもあります。しっかりと補償を受けるためにも免責金額がないペット保険を選びましょう。

ポイント2:長期の通院・ある程度の手術を補償すること

ペット保険の補償内容には1日につき●円まで・1年に▲回までと限度額・限度回数が決められているものがあります。その金額があまりにも低いと、せっかくペット保険に入っているのに十分な補償を受けられなくなってしまいます。

補償内容に制限がある場合は、通院の限度額は平均治療費の8,000円以上、限度回数は20日以上あるのが望ましいでしょう。

また、手術の補償もある程度必要です。1度の手術でかかる平均治療費は10万円なので、手術補償に限度額が決まっている場合は、最低でも10万円以上補償するペット保険を選ぶといいと思います。

ポイント3:年間補償限度額が高いこと

年間補償限度額とは、年間で支払われる保険金の上限金額のことです。基本的にこの金額が高いほど補償内容が充実しているといえるので、補償の手厚さを知るためにチェックは欠かせません。
また、通院・入院・手術の各補償内容に制限がない場合は、この年間補償限度額に達するまで補償が受けられます。
年間補償限度額は補償割合が50%の場合は最低でも50万円以上、70%の場合は70万円以上あると安心でしょう。

サルーキに適したペット保険の補償内容と保険料

それでは実際に、先ほど紹介した3つのポイントでサルーキにピッタリなペット保険を選んでみましょう!

サルーキは通院・入院・手術をする病気になりがちなので、すべてを補償してくれるペット保険がおすすめです。
今回はペット保険で一般的な補償割合50%と70%で比較していきます。

まずはポイント1の「免責金額が設定されていないペット保険」を選び、生涯保険料が安い順に並べてみました。

50%補償するペット保険

保険会社名商品名補償割合生涯保険料(中型犬・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
FPCフリーペットほけん50435,950 円85万円12 500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険50%補償プラン50494,910 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラスプラチナ50%プラン50499,320 円50万円制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50521,450 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050563,290 円60万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050626,350 円50万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン5050661,340 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50699,140 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子50%プラン50905,540 円73万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50920,160円50万円制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

70%補償するペット保険

保険会社名商品名割合生涯保険料(中型犬・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
FPCフリーペットほけん70%補償プラン70544,600 円8512,000円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000 円/回
年間1回まで
PS保険70%補償プラン70630,980円10010,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ70%プラン70698,890円 70制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70730,030円70制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット7070760,140円60制限なし制限なし制限なし
あんしんペットL70762,210円70制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン7070819,590円70制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン7070874,680円70制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン70964,770円8414,000円/日
年間20日まで
14,000円/日
年間20日まで
140,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子70%プラン701,192,240円12212,000円/日
年間22日まで
30,000円/日
年間22日まで
150,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ70%コース701,243,960円70制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

ポイント2・3をまとめると「通院は限度額が8000円以上、限度日数が20日以上、手術は1回10万円以上、年間補償上限金額は50%の場合は50万円以上、70%の場合は70万円以上」です。
この2つのポイントでチェックしてみると全種類クリアしています。

3つのポイントだけでは絞り切れないので、ペット保険で生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)も比べてみましょう。
50%補償では50万円以下・70%補償では70万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすい商品と言えます。
比較的保険料が安い保険は、どちらの補償割合もFPC、PS、日本ペットプラス(ガーデン)という結果になりました。

ただし、補償内容・保険料ではおすすめの3つのペット保険ですが、PS保険と日本ペットプラス(ガーデン)には気になるデメリットがあります。

PS保険

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による膿皮症などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。
皮膚炎など長期の通院が続くことが多い病気になった場合、これらを発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

日本ペットプラス(ガーデン)

日本ペットプラス(ガーデン)では膝蓋骨脱臼や股関節形成不全などが補償対象外項目として指定されています。
今回かかりやすい病気で紹介した傷病は補償対象外項目に該当していませんが、サルーキも膝蓋骨脱臼なども気を付けなければならない病気の一つです。膝蓋骨脱臼などを発症する可能性を考えると、補償対象外項目が多い日本ペットプラス(ガーデン)もあまりおすすめできません。

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、サルーキがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなので安心です。

サルーキにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン、70%補償プラン」の特徴

では最後に、サルーキにおすすめのペット保険に選ばれた「FPCのフリーペットほけん」の特徴を確認してみましょう。
こちらも検討の際に参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい。
  • 通院を手厚く補償するが、手術補償は年間1度のみ。
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある。
  • カスタマーサービスにも定評がある。

まとめ

ペット保険の種類が多くて悩まれている方はかかりやすい病気に合わせてペット保険を選ぶのも一つの手です。以下のポイントを参考にしてサルーキに合ったペット保険を見つけてみましょう!

免責金額が設定されていないこと

長期の通院・ある程度の手術を補償すること

年間補償限度額が高いこと

サルーキにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン、70%補償プラン」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。