胴長短足のシーリハム・テリアはやんちゃで遊び好きな犬種です。ここでは、そんなシーリハム・テリアがかかりやすい病気をチェックして、適切なペット保険を選んでいきます。

シーリハム・テリアは賢く忍耐強い犬

シーリハム・テリアの魅力

シーリハム・テリアはイギリスのウェールズ原産の犬種で、ジョン・エドワーズによって狩猟犬目的で作り出されました。
より優れた猟犬にしようとさまざまな犬種を交配させた結果、狩猟本能が強くキツネやアナグマなどの狩猟に役立つ犬種となったそうです。
そのようなルーツから、シーリハム・テリアはやんちゃで遊び好き、頑固で負けず嫌いといった性格をしています。
テリア種の中では大人しいと言われていますが、興奮すると気性が激しくなることもあります。
家族には愛情深く接しますが、見知らぬ人や犬に対しては警戒心から距離を置く一面も見られます。
番犬としても活躍はしますが、無駄吠えにならないようにしつけも大切です。

飼い方の注意点

シーリハム・テリアは活発な性格でもあるので毎日の散歩は欠かせません。
何か動くものを追いかけるという習性もあるので、ボール遊びなどをすると喜んでくれるでしょう。
運動量が不足しているとストレスになってしまい、攻撃的になってしまうので気を付けてください。

また、被毛は抜け毛が多いダブルコートなので定期的な手入れも必要です。
ワイヤー状の硬い毛を持つ犬種でもあるので、トリミングも行い綺麗に保つようにしましょう。

さらに、シーリハム・テリアは吠え声が大きいという特徴があります。
とても響く声をしており近所迷惑になる場合があるので、必要以上に吠えないようにしつけが必要です。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

シーリハム・テリアはかかりやすい病気がいくつかあります。ここでは、シーリハム・テリアがかかりやすいといわれる「白内障」「アレルギー性皮膚炎」「椎間板ヘルニア」についてご紹介します。

白内障

目の水晶体が白く濁り、視力が低下してしまう病気を「白内障」といいます。
症状が軽度の場合は白濁の状態を確認でき、歩くことを嫌がったり、周りのものにぶつかったりと、視覚障害があらわれます。
白内障には先天性と後天性があり、後天性の白内障は外傷や糖尿病などが原因になる場合がありますが、加齢性のものが多い傾向にあります。
先天性の場合は生まれつき水晶体の濁りがあり、若年性の場合は遺伝の影響が強く生後数か月~数年で水晶体が白濁してしまう場合があります。
シーリハム・テリアは白内障にかかりやすい傾向があるので、眼に異常がないか常にチェックするようにしましょう。

【治療費について】
症状が軽度でまだ視力が残っている場合は、内服薬と点眼薬の投与によって進行を抑えます。
視力がほとんど失われてしまった場合は、視力を取り戻す外科手術を行うことがあり、手術後の合併症やケアなど、獣医師とよく相談することが大切です。

通院手術・入院(2~5日)
治療費3,000~5,000円/回8~15万円

内服薬の投与は一度で3,000~5,000円程度ですが、通院は一生続けなければなりません。手術をする場合は、入院費など含めて10~20万円と高額になってしまいます。
手術だけでなく、通院も補償してくれるプランを選ぶことが、大切になります。

アレルギー性皮膚炎

アレルゲンとの接触により、かゆみをはじめとするアレルギー反応を起こすことです。
アレルゲンとなるのは、ハウスダストや花粉、食品や化学物質などさまざまで、一度発生すると、その原因に近づくだけで反応が起こる体質になってしまいます。動物病院で検査を行い、アレルゲンを特定して遠ざけることが必要です。
シーリハム・テリアは皮膚病にかかりやすい傾向があるので体をかゆがるしぐさをしたら、皮膚をよく観察しましょう。赤みや、かさぶた、ふけ、湿疹などがないか、特に見逃しがちな足の指の間やわきの下は注意してみます。

【治療費について】
かゆみを抑えるための内服薬や外用薬の投薬により治療をします。
また、アレルゲンを見極める場合には時間もお金もかかり、愛犬にも痛みやストレスを与えることにもなります。
そのため、原因を追究せず、完治を目指して治療を行う場合もあるそうです。獣医師と話し合い、治療方法を決めるようにしましょう。

通院
治療費7,000~2万円/回

一定期間で治療が終わることもあれば、長期にわたって継続的に治療や皮膚のケアを行わなければならないこともあり、治療の期間はさまざまです。一回の治療費も高額になりがちなので、長期の通院をしっかり補償するペット保険を選ぶようにしましょう。

椎間板ヘルニア

シーリハム・テリアは胴長短足で頭が大きいという体型上、他犬種と比べると非常に発症率は高いです。
この病気は加齢と共に発症率が上がり、発症してしまうと背骨の中にある椎間板が変形し、そのまま脊髄に刺さり、様々な神経障害を引き起こします。

脚に痛みや違和感があると、最初は散歩を嫌がるなどの行動を見せます。
脚の麻痺が徐々に広がっていくと歩行困難になり、車いすが必要になるといった状態にまでなります。

予防するためには徹底した食事管理と、適度な運動のほか、足腰に負担がかからないようにフローリングに絨毯を敷く、階段の昇り降りをさせない、抱っこをするときは抱え込むように抱き上げるなど、仔犬の頃から生活環境も見直してみると良いでしょう。

【治療費について】
症状が軽度の場合は、痛みを緩和するため抗炎症剤などを与えて運動制限を行い、肥満の場合は体の負担にならない程度にダイエットを行います。症状が重度の場合は、飛び出した椎間板を除去する外科手術を行います。

通院(通算3~10回)手術・入院(5~10日)
治療費2,000~5,000円/回10~40万円

通院の場合1~5万円程度ですが、再発の恐れがある病気なので、場合によってはさらに費用がかさんでしまう可能性があります。また手術をする場合、入院費も含めて10~40万円と高額になります。
そのため、手術の補償がしっかりされているプランを選ぶことをおすすめします。
また、椎間板ヘルニアを対象外項目に指定しているペット保険があるので注意しましょう。

シーリハム・テリアにおすすめのペット保険を選びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとシーリハム・テリアにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
そこで、ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:高額な手術・長期の通院にしっかり備えられること

シーリハム・テリアがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院も手術も行う可能性が高いことがわかります。
そのため、通院のみや手術のみといった補償を一つに絞らず、通院・入院・手術すべてを幅広く補償するプランを選ぶのがおすすめです。
その中から補償内容が充実しているかどうかを見極めるには、限度額と限度回数を確認する必要があります。

 1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

ペット保険の補償内容には1日に支払える限度額と1年に補償できる限度回数が決められているものがあります。
シーリハム・テリアは白内障や椎間板ヘルニアで手術をすることを考えると、手術補償は最低でも1回につき10万円以上を補償するペット保険がおすすめです。
また、アレルギー性皮膚炎で通院をすることも考えると、通院の場合の限度額は平均治療費の8,000円以上、何度も通院することを考えて限度回数は20日以上あるといいでしょう。

ポイント2:補償が手厚く、年間補償限度額が高いこと

ペット保険には年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」があります。
限度額や限度日数が制限されていないプランの場合は、この年間補償限度額まで補償を受けることができるので必ず確認するようにしてください。

シーリハム・テリアがかかりやすいとして紹介した白内障や椎間板ヘルニアは高額になる手術を行う可能性があります。
そのため、一度の手術で補償の上限を超えてしまっては、その後の通院などが自己負担になってしまいます。

また、ペット保険の補償割合は50%から100%までさまざまです。
補償割合が高いほど保険料も高額になりがちですが、小型犬の保険料は中・大型犬に比べて少額なため、50%補償に入るよりは少し補償割合が高く、補償と保険料のバランスのよい70%補償のものを選ぶと安心でしょう。
また、70%補償タイプであれば、補償限度額は最低70万円あれば補償が手厚いといえそうです。

ポイント3:椎間板ヘルニアを補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は受け取れません。
調べてみたところ、シーリハム・テリアがかかりやすい「椎間板ヘルニア」がSBIいきいき少短のペット保険では補償対象外になっていることが分かりました。椎間板ヘルニアで受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

シーリハム・テリアに適したペット保険の補償内容と保険料

紹介した3つのポイントでシーリハム・テリアに合うペット保険を選んでみましょう。
ポイント1とポイント2の「通院・入院・手術すべてを幅広く補償する70%補償のペット保険」は13種類ありました。0~15歳までに支払う保険料の合計金額が安い順に一覧にしています。

ポイント2の「年間補償限度額が70万円以上」では、イーペットの年間補償限度額が60万円なので候補から外せます。

ポイント3の「椎間板ヘルニアを補償する」では、椎間板ヘルニアを補償対象外項目に指定しているSBIのいきいき少短は除外できます。

保険会社名商品名割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
FPCフリーペットほけん70%補償プラン70490,700 円8512,000円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000 円/回
年間1回まで
PS保険70%補償プラン70555,250 円10010,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
あんしんペットL70635,260 円70制限なし制限なし制限なし
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ70%プラン70637,040 円 70制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70619,360 円70制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン7070740,550 円70制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット7070760,140 円60制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン7070815,770 円70制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン70964,770円8414,000円/日
年間20日まで
14,000円/日
年間20日まで
140,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子70%プラン701,192,240円12212,000円/日
年間22日まで
30,000円/日
年間22日まで
150,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ70%コース701,243,960円70制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

3つのポイントで絞った結果、9種類の候補が残りました。
これらは補償内容を数字で見るとすべて十分な内容であるといえるので、もう一つ重要なポイント「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。
そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、70万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。
その金額で比較すると、比較的保険料が安い保険はFPC、PS保険、あんしんペット、日本ペットプラス(ガーデン)という結果になります。

補償内容・保険料で見るとおすすめのペット保険ですが、PS保険、あんしんペット、日本ペットプラス(ガーデン)には気になるデメリットがあります。

PS保険の50%補償プラン

PS保険のデメリットは「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病や皮膚病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というものです。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、同一原因による外耳炎などの再発については、審査内容によっては20日を超えた分の通院補償がされない可能性があります。
シーリハム・テリアがかかりやすいアレルギー性皮膚炎は、長期の通院が続くことが多い病気のため、これらを発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。

(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

あんしんペット・日本ペットプラス(ガーデン)

あんしんペットと日本ペットプラスでは膝蓋骨脱臼や股関節形成不全などが補償対象外項目として指定されています。
今回かかりやすい病気で紹介した傷病は補償対象外項目に該当していませんが、シーリハム・テリアも膝蓋骨脱臼なども気を付けなければならない病気の一つです。
膝蓋骨脱臼などを発症する可能性を考えると、補償対象外項目が多いあんしんペットと日本ペットプラスもあまりおすすめできません。

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、シーリハム・テリアがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

シーリハム・テリアにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん70%補償プラン」の特徴

最後に、シーリハム・テリアにおすすめのペット保険に選ばれた「FPCのフリーペットほけん」の特徴を確認してみましょう。
こちらも検討の際に参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん70%補償プラン

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい。
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ。
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある。
  • カスタマーサービスにも定評がある。

まとめ

かかりやすい病気に合わせてペット保険を選ぶと納得のできるプランを見つけやすくなります。以下のポイントを参考に、シーリハム・テリアに合ったペット保険を探してみてください!

通院・入院・手術すべてを補償すること

補償が手厚く、年間補償限度額が高いこと

椎間板ヘルニアを補償すること

シーリハム・テリアにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん70%補償プラン」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。