ロシアの歴代大統領から愛されたサイベリアンフォレストキャットは、運動量が多いのでたくさん動ける環境を用意する必要がある描種です。かかりやすい病気もいくつかあるので、もしものときに備えられるようペット保険を選んでみようと思います!

サイベリアンフォレストキャット

サイベリアンフォレストキャットは賢く忠実な猫

サイベリアンフォレストキャットの性格

サイベリアンフォレストキャットは別名シベリア猫とも呼ばれ、ロシアの歴代の大統領から親しまれた猫です。
また、猫アレルギーが出ないとも言われており、猫が好きだけどアレルギーで飼えないという方にもおすすめできる描種としても有名です。
サイベリアンフォレストキャットは家族に対して愛情深い一面を見せ、唯一家族に対して甘えん坊な姿を見せてくれる忠実な性格をしています。

また、ハンティング能力が非常に長けているので、動くものに対して俊敏な動きを見せます。目の前で猫じゃらしを振ったりボールを投げてみたりすると、面白いほど反応を示してくれます。

賢く、忠実な姿を見る限り、サイベリアンフォレストキャットは非常に飼いやすい猫と言えるでしょう。
ただ、縄張り意識が強く家族に対しての愛情が深いこともあってか、突然の来客に対して警戒心をむき出しにすることもあるので、その点に関しては注意が必要です。

飼い方の注意点

サイベリアンフォレストキャットは、かなりの運動量を要求されます。
寒い広大な土地で生まれ、高いハンティング能力があるので、飼育環境も同じように運動ができる環境がなければなりません。

キャットタワーはもちろんのこと、身体が大きく、足腰がしっかりしており跳躍力も優れているため活動スペースはなるべく広く用意してあげましょう。
充分な運動量を得るために、キャットタワーはなるべく背の高いものを選んでください。

また、体格が立派なことから、栄養価の高い食事を多く与えがちです。
そうなると肥満になりやすくなってしまうので注意しましょう。
健康的な体格を維持するためには、適度な量の栄養価の高い食事、そして充分な運動が大切です。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

運動好きなサイベリアンフォレストキャットにはかかりやすい病気がいくつか挙げられます。ここでは、その中で「毛球症」「結膜炎」「肥大型心筋症」「悪性腫瘍」についてご紹介します!

毛球症

サイベリアンフォレストキャットはしっかりとした毛が多く密集しているので毛球症にかかりやすいと言われています。
毛球症は毛が多く長い猫種によく見られ、毛づくろいの際に飲み込んだ毛を上手く排出できず、体内に塊となって残ってしまうことによって消化不良を起こしてしまう病気です。
発症すると、便秘や吐きたいのに吐けないといった様子が見られるので、発覚次第すぐに病院へ行きましょう。放置してしまうと腸閉塞を起こしてしまうので危険です。

毛づくろいして体内に入る毛がキャパオーバーしないように、まず適切なブラッシングをしてあげましょう。
また、毛を排出しやすくする植物繊維が多く含まれた食事内容にすることでも充分効果を得られます。

【治療費について】
治療は、体内に残った毛を全部排出すために、まず薬で対処します。しかし、排出する様子が見られない場合は、開腹手術をして直接毛を取り除く方法となるでしょう。

通院(2~5回)手術・入院治療(2~3日)
治療費2,000 ~ 1万円/回10万 ~ 25万円

毛球症は日頃のケアで予防ができる病気ですが、換毛期などは気づかずたくさんの毛を飲み込んでしまうこともあるでしょう。
軽度で通院のみで治療できる場合でも5,000~5万円、重度で手術になると10万~25万円もかかってしまいます。
そのため、通院と手術をバランスよく補償してくれるペット保険を選ぶことがポイントです。

結膜炎

結膜炎は白目が充血する他に、まばたき、流涙、前脚で目をかくなどの様子が見られます。この状態が悪化していくと、結膜が腫れあがっていき、腫れぼったい顔になります。
結膜炎の原因として挙げられるのは、アレルギーや感染症、異物、あるいは流涙症やドライアイなどのもともと眼病を持っていたことにより引き起こされる場合です。
原因の見分け方として、両目に症状が現れている場合は感染症、またはアレルギーの可能性が高く、片目だけに見られる場合は、異物が眼球に入ってしまった可能性が高いと言えるでしょう。

サイベリアンフォレストキャットは目が大きく非常に活発な猫なので、よく目の中にゴミなどが入ってしまいがちです。結膜炎になっていないか、定期的にチェックすることをおすすめします。

【治療費について】
結膜炎は点眼薬で炎症を抑え、眼の周辺を清潔な状態にするために洗浄します。獣医師の指示に従い、エリザベスカラーをして患部をかかないようにし、用法用量をしっかりと守って点眼することで治療を行います。

通院(通算3~5回)
治療費2,000 ~ 5,000円/回

治るまでの期間は個体差もあり、一週間で治る場合もあれば長期間続いてしまう場合もあります。
継続的な通院が必要になると、どんどん費用がかさんでいき最終的に5,000円~3万円かかります。
そのため、長期の通院に備え、年間補償上限金額が高いペット保険を選ぶことが大切です。

肥大型心筋症

サイベリアンフォレストキャットは遺伝的に肥大型心筋症を発症しやすい描種です。

肥大型心筋症は、心臓の筋肉がどんどん厚くなっていくことで左心室が狭くなり、血液が身体全体に充分に循環しなくなってしまいます。
心臓の動きが悪くなり、血液が全身に循環しなくなると、肺に水がたまる肺水腫や心臓や血管の中で血が固まる血栓がみられるようになります。
この状態が長く続くと呼吸困難や後ろ足に麻痺が現れます。
後ろ足が麻痺する腸骨動脈塞栓症は、症状の進行が非常に早く、3日後にショック状態を起こすということもあるので注意しなければなりません。

【治療費について】
完治することはできませんが、投薬を続けることで症状を緩和させることができます。
血栓を防ぐ薬や水分を体外に排出する薬、肥大を抑制する薬などの投与を続けることで進行を遅らせる対処をします。

通院
治療費2,000 ~ 1万円/回

心筋症は進行性の病気で、基本的には完治することはありません。
一生投薬治療を続ける必要があったりフードを療法食に変更したりと、継続的な治療を長期間行うので、治療費はかさんでいきます。
そのため、長期的な通院や万が一の手術を補償してくれるペット保険を選ぶことがポイントです。

悪性腫瘍

腫瘍には、進行が遅く転移しない「良性腫瘍」と、進行が早く転移の可能性がある「悪性腫瘍」があります。
一般的に猫は犬と比べて腫瘍が発生することは少ないと言われていますが、サイベリアンフォレストキャットは悪性腫瘍が起きやすい系統があるとされています。

悪性腫瘍を発症すると、食欲不振や発熱、嘔吐、下痢などの症状があらわれます。
進行するスピードが早いので、異常が見られた際は早く動物病院に行きましょう。

【治療費について】
外科手術による腫瘍の切除を行います。体調を考慮して手術が難しいと判断された場合は、抗がん剤の投与による内科治療や放射線治療などが行われます。

通院(通算5~10回)手術・入院(5日)
治療費2,000 ~ 5,000円/回10万 ~ 30万円

腫瘍ができた場所や進行度合いによって異なりますが、通院で投薬治療をする場合は1万~5万円、手術をする場合は入院費を合わせて10万~30万円と高額になります。
長期的な通院と手術にしっかり備えられるプランを選ぶことが大切です。

サイベリアンフォレストキャットにおすすめのペット保険を選ぶポイントは3つ

ペット保険にはいろいろ補償タイプがあるので、その中からかかりやすい病気に備えられるものを見つけることが大切です。
ここでは、サイベリアンフォレストキャットにおすすめのペット保険を選ぶポイントをまとめてみました!

ポイント1:長期の通院に対応できること

サイベリアンフォレストキャットがかかりやすい病気で紹介した肥大型心筋症は、治療には長期的な通院が必要になります。

調べたところによると、1度の通院でかかる平均治療費は8,000円です。
手術に比べて1回の治療費はそれほど高くないですが、何度も通院するとなると最終的に高額になってしまいます。
例えば、1回8,000円の通院費でも、15回通院すると12万円もかかることになります。そう考えると、通院費も侮れませんよね。

長期の通院にも対応できるよう、補償内容に制限が設けられている場合は、最低でも通院の日額制限が8,000円以上、限度日数が20日以上のペット保険を選ぶようにしましょう。

また、ペット保険はプランによって免責金額が設定されているものがあります。免責金額があることで保険料は安くなりますが、設定されている金額を超えないと補償を受けられません。しっかりと補償を受けるためにも免責金額がないペット保険を検討してください。

ポイント2:手術をある程度補償すること

ペット保険の補償に必要なのは通院だけではありません。サイベリアンフォレストキャットの場合、毛球症や悪性腫瘍は症状によって手術を行うことがあります。そのため、手術もある程度補償するペット保険がおすすめです。

調査によると1度の手術でかかる平均治療費は10万円なので、手術補償に限度額が決まっている場合は、最低でも10万円以上補償するペット保険を選んでください。

ポイント3:年間補償上限金額が高いこと

年間補償上限金額とは、年間で支払われる保険金の上限金額のことで、基本的にこの金額が高いほど補償内容が充実しているといえます。そのため、補償の手厚さを知るためには年間補償上限金額のチェックは欠かせません。

また、通院・入院・手術の各補償内容に制限がない場合は、この年間補償上限金額に達するまで補償が受けられるのも特徴です。
年間補償上限金額の最低ラインは補償割合で異なりますが、50%補償の場合は50万円以上あると安心でしょう。

サイベリアンフォレストキャットに適したペット保険の補償内容と保険料

それでは実際に、3つのポイントでサイベリアンフォレストキャットに最適なペット保険を選んでみましょう。

サイベリアンフォレストキャットは通院・入院・手術をする病気になりがちなので、すべてを幅広く補償するペット保険で免責金額が設定されていないプランがおすすめです。
今回はペット保険で一般的な補償割合50%で比較していきます。

では、ポイントを1つずつ確認してみましょう。
まず、ポイント1の「通院の限度額が8,000円以上、限度回数が20回以上」ではすべてのプランがクリアしています。
次にポイント2の「手術の限度額が10万円以上」というのもすべてのプランがクリアしています。
ポイント3の「年間補償上限金額が50%補償の場合は50万円以上」では、ペティーナが除外できます。

生涯保険料の安い順に並べたものが以下の表になります。

会社名商品名補償割合生涯保険料(猫・15歳まで)年間補償上限金額通院入院手術
SBIいきいき少短プラン50スタンダード50%341,750 円50万円制限なし制限なし制限なし
FPCフリーペットほけん50%375,050 円85万円12,500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
ペティーナまとめてプラン50%380,600 円20万円100,000 円/請求100,000 円/請求100,000 円/請求
PS保険50%補償プラン50%383,050 円100万円10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ50%プラン50%394,190 円50万円制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット5050%419,440 円60万円制限なし制限なし制限なし
アクサ損保ねこのきもち保険プラン5050%433,810 円50万円制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン5050%490,180 円50万円制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ50%プラン50%520,510 円60万円10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ50%コース50%328,360 円50万円制限なし制限なし制限なし
アイペット損保うちの子50%プラン50%792,220 円73万円12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。
※au損保の「通院ありタイプ50%コース」は10歳までの保険料しか公開されていなかったため、0歳から10歳までの年間保険料の合計を表示しています。11歳から15歳までのおおよその年間保険料を加えた位置にしています。

最後に、比較のポイントとなる生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみましょう。
上の表を見ると、15歳までの生涯保険料が40万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすい商品と言えますよね。

そうすると比較的保険料が安い保険は、FPCSBIPS保険という結果になります。

ただし、PS保険のペット保険は「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というデメリットがあります。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、サイベリアンフォレストキャットは肥大型心筋症といった根本的な治療方法のない慢性疾患にかかりやすいので、発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。
たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。
(参考)PS保険の補償の落とし穴

一方で残りのFPC、SBIについては、サイベリアンフォレストキャットがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

サイベリアンフォレストキャットにおすすめ!「SBIのいきいき少短のプラン50スタンダード」「FPCのフリーペットほけん」の特徴

では最後に、サイベリアンフォレストキャットにおすすめのペット保険に選ばれた「SBIのいきいき少短のプラン50スタンダード」「FPCのフリーペットほけん」の特徴を確認してみましょう。
こちらも検討の際に参考にしてみてください!

SBIいきいき少短のプラン50スタンダード

  • 保険料が安く、気軽に加入しやすい
  • 回数や金額を気にせず自由に請求できるが、年間補償上限金額は最低ラインの50万円に設定してある
  • 膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニア、猫エイズなどが補償されない
  • 病気の場合は補償開始日から1ヶ月の待機期間がある
    (参考)ペット保険には補償までの待機期間がある?

FPCのフリーペットほけん

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい
  • 通院を手厚く補償する。入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ
  • 年間補償上限金額が85万円と高額に設定してある
  • 約款にもデメリットになるような項目はなく、カスタマーサービスにも定評がある

SBIの特徴として、「猫エイズが補償されない」という点があります。
今回なりやすい病気としてご紹介した3種類には入っていませんが、外飼い猫や元野良猫の場合には気を付けたい病気です。
その場合には、特に補償対象外の傷病が設けられていないFPCがおすすめです。
(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

まとめ

ペット保険の種類が多くて悩まれている方はかかりやすい病気に合わせてペット保険を選ぶのも一つの手です。以下のポイントを参考にしてサイベリアンフォレストキャットに合ったペット保険を見つけてみましょう!

  • 長期の通院に対応できること
  • 手術をある程度補償すること
  • 年間補償上限金額が高いこと
  • サイベリアンフォレストキャットにおすすめのペット保険は「SBIのいきいき少短のプラン50スタンダード」「FPCのフリーペットほけん」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。