スノーシューは、「スノーシュー(雪靴)」という名前の通り、雪のように白い足先を持つ猫種です。元をたどればシャムネコから派生したこの猫種は、その特徴もシャムネコから受け継いでいます。
そんなスノーシューはどんな病気になりやすくて、どのような保険に加入すればいいのでしょうか?

スノーシューはこんな猫

スノーシューの歴史は、1960年代のアメリカで偶然生まれた足先が白いシャムから始まりました。ブリーダーがその特徴を定着させるため、足先が白いシャムネコとアメリカンショートへアを交配させて生まれたのが現在のスノーシューなのです。
最大の特徴である白い足先は、劣性遺伝のため発現しにくく、スノーシューという猫種がすべてが白い足先を持っているわけではありません。

スノーシューはこんな性格

スノーシューは、寂しがり屋で人懐こく甘えん坊。常に人のそばにいたがり、構ってほしそうな素振りを見せます。とても元気良く活動的なので、運動しやすい空間を用意したり、一緒に遊んであげたりするといいでしょう。
その一方で落ち着いたところもあり、賢く学習能力が非常に高いため、しつけに困ることはない場合が多いと言われています。

シャムの特徴を受け継いでいるせいかよく鳴く子もいますが、シャムほど鳴き声は大きくないので、近所迷惑をかけることは少ないと言われています。

スノーシューを飼育する上で気を付けたいこと

頭が良く学習能力が高いスノーシューは、人の動きを観察してその真似をすることもあります。そのため、軽いドア程度なら自分で開けて部屋の外に出て行ってしまうことも。1度屋外に出る方法を覚えると癖になってしまうこともあるので、フェンスや柵などを設置して脱走を防止しましょう。

また、頭の良さに加え、運動能力が高く活動的ということもあり、いたずらすることもあるので注意しましょう。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

スノーシューは、祖先であるシャムネコの特徴を受け継いでいるものの、混血ということもあり丈夫な部類になります。とはいえ、猫特有の病気など、比較的なりやすい病気があるのも事実。ここでは、そんなスノーシューが気を付けたい「歯周病」「ヘルニア」「腎不全」についてご紹介します。

歯周病

歯周病は、口の中に存在する細菌が、歯肉や歯の周りの組織に炎症を引き起こす病気です。歯肉の腫れや出血が起こる歯肉炎にはじまり、最終的には歯を支える骨が溶けて歯が抜けたり、口の中に穴が開くこともあります。

病状が進行すると口腔内に留まらず、歯周病菌が内臓にまで及び、重篤な病気を引き起こす可能性もあるため、放置するのはとても危険です。
歯周病は年を取るほどリスクが高まるので、幼い頃から歯を磨く習慣をつけ、口腔内を常に清潔に保つよう意識しましょう。

【治療費について】
歯周病の原因は、歯垢や歯肉溝の中に潜む細菌で、まずは溜まった歯石を取り除いていきます。全身麻酔をかけ金属器具や超音波洗浄機などを使い、歯石を歯の根元から完全に取り去ると同時に歯周ポケットも洗浄し、口の中を完全に綺麗にします。

また、歯周病は再発する可能性もありますので、予防目的での通院(ペット保険の対象にはならない)も必要になるかもしれません。

通院(通算3~10回) 手術 入院(1~2日)
治療費 2,000~1万円/回 3万~5万円 1万~2万円

複数回に及ぶ通院や手術が必要になるため、通院や手術をしっかり補償してくれるペット保険を選ぶことがポイントです。歯石は加齢とともに付着率が高くなっていくので、まだ若い頃から歯磨きに慣らしておくといいでしょう。

スノーシューに限らず、猫は歯周病になりやすく、放置しておくと最後には生命に関わることも。

そんな歯周病についてもっと知りたいという方は、こちらのページをご覧ください。
愛犬の口臭は命を縮めているサイン?歯周病の進行具合を今すぐチェック!治療費やイラストで歯磨きのコツも解説

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは、背骨の中にある椎間板が変形し神経を圧迫することで、痛みや麻痺を引き起こす病気です。重症化すると下半身がマヒしてしまう場合もあります。高所からの落下など外傷による場合や、肥満が原因で負担がかかることも大きな原因のひとつです。

予防のために、食事管理と適度な運動が有効です。また、足腰に負担がかからないようにフローリングに絨毯を敷くなど、生活環境を工夫してみるのもいいでしょう。

【治療費について】
原因により対応は変わりますが、症状が軽ければ抗炎症剤などの投薬治療を行います。重篤化した場合は、外科手術で飛び出した椎間板を除去することになります。
椎間板ヘルニアは再発も考えられるので、場合によっては生涯付き合っていくことになる病気です。

通院(通算3~10回) 手術・入院(5~10日)
治療費 2,000~5,000円/回 10万~40万円

椎間板ヘルニアの治療は、症状によって治療費に幅があり、再発するさらに費用がかさんでしまう可能性があります。そのため、手術の補償がしっかりしていて年間補償限度額が高いプランを選ぶといいでしょう。
また、椎間板ヘルニアが対象外項目に指定しているペット保険会社があるので、注意が必要です。

ヘルニアについてもっと詳しく知りたいという方は、こちらのページもおすすめします。
椎間板ヘルニアだけじゃない!代表的なヘルニアと補償対象のペット保険まとめ
犬・猫が椎間板ヘルニアになった!治療方法と治療費は?ペット保険は使える?

腎不全

腎不全は、腎臓の機能が破壊されていく病気です。
「急性」と「慢性」があり、末期になると尿毒症という血中内に老廃物が溜まってしまう状態になります。尿毒症は、最悪の場合死に至る危険があるので、末期に至る前に早期発見、治療に取り掛かることが重要となるでしょう。

【治療費について】
一度壊れた腎機能は元に戻ることはありません。一時的に状態が良くなったとしても、治療を継続しなければ、いずれ腎機能が完全に失われてしまいます。
治療は基本的に「点滴」「投薬」「処方食」となり、完治ではなく症状を緩和することが目的になります。

通院
治療費 3,000~1万円/回

腎不全は進行性の病気で、基本的に完治することはないため、一生投薬治療を続ける必要があったりフードを療法食に変更したりと、継続的な治療を長期間行うことになります。
そのため、長期的な通院をしっかり補償してくれるペット保険を選びましょう。

腎不全について詳しく知りたいという方は、こちらのページもご覧ください。
【獣医が解説】犬・猫の腎不全の症状・原因・予防・対策・治療方法と治療費まとめ

スノーシューにおすすめのペット保険選び3つのポイント

スノーシューがかかりやすい病気の治療方法から必要となる補償を考え、3つのポイントをまとめました。何が必要で何が不要か、ポイントを見極めることができれば、無理なく最大限の補償を受けることができるでしょう。

ポイント1:通院・入院・手術をすべて補償している

スノーシューがなりやすい病気は、通院による治療が中心になるものの、状況によっては手術が必要になるので、通院だけに特化したタイプの保険ではやや心配です。そのため、通院、入院、手術すべてを補償するタイプがおすすめです。

ポイント2:椎間板ヘルニアを補償している

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。

確認してみたところ、「椎間板ヘルニア」を補償していないペット保険があることが分かりました。受診する可能性を考えると、このペット保険は選択肢から除外しても問題ないでしょう。

<椎間板ヘルニアを補償対象外にしている保険会社>

  • SBIいきいき少短

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

ポイント3:長期の通院でもしっかり補償してくれる

腎不全の治療には継続的な通院が必要になることがあるため、気を付けるべきポイントは補償内容の制限です。

ペット保険の中には補償内容が、「通院1日につき○円まで」や「通院は年間○回まで」のように、限度額や限度回数が決められているものがあります。限度額があまりにも低く設定されていたり、限度回数が少なかったりすると、せっかくペット保険に入っていても十分な補償が受けられなくなってしまいます。

補償内容に制限がある場合は、通院の限度額は平均治療費の8,000円以上、限度回数は20日以上あるものが望ましいでしょう。

継続的な通院治療が必要な病気になりやすいスノーシューには、長期の通院でもしっかり補償されるペット保険がおすすめです。

スノーシューに適したペット保険の補償内容と保険料

通院の補償内容に制限がない、もしくは限度額が8,000円以上、限度回数は20日以上あるペット保険は10種類ありました。ここからさらに絞り込むなら、「保険料の安さ」に注目すると良さそうです。
保険料を無理なく支払い続けるためには、生涯保険料は40万円以下のものが比較的リーズナブルで利用しやすいと言えるでしょう。

会社名 商品名 補償割合 生涯保険料
(猫・15歳まで)
年間補償限度額 通院 入院 手術
SBIいきいき少短 プラン50スタンダード 50% 341,750円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし
FPC フリーペットほけん<br>50%補償プラン 50% 375,050円 85万円 12,500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険 50%補償プラン 50% 383,050円 100万円 10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
日本ペットプラス
(ガーデン)
プラチナ50%プラン 50% 394,370円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし
イーペット e-ペット50 50% 419,440円 60万円 制限なし 制限なし 制限なし
アクサ損保 ねこのきもち保険プラン50 50% 433,810円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし
ペット&ファミリー げんきナンバーわんプラン50 50% 490,180円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし
アニコム損保 ふぁみりい50%プラン 50% 528,590円 60万円 10,000円/日
年間20日まで
10,000円/日
年間20日まで
100,000円/回
年間2回まで
au損保 通院ありタイプ50%コース 50% 713,900円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし
アイペット損保 うちの子50%プラン 50% 792,220円 73万円 12,000円/日
年間22日まで
12,000円/日
年間22日まで
100,000円/回
年間2回まで

※表は横にスクロールできます。

この中で一番生涯保険料が安いペット保険は「SBIいきいき少短のプラン50スタンダード」です。しかし、上でも説明したように、SBIいきいき少短は椎間板ヘルニアを補償対象外としているため選ぶのは避けた方がいいでしょう。

以上の理由から、スノーシューにおすすめの保険は、「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン」「PS保険の50%補償プラン」「日本ペットプラス(ガーデン)のプラチナ50%プラン」の3つに絞られました。

ただし、PS保険のペット保険には、「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というデメリットがあります。
病気の完治が認められれば日数がリセットされるようですが、歯周病は長期通院が必要になる可能性があるため、発症してしまうと十分な補償が受けられないでしょう。

さらに、「同一原因による手術は、2回目以降は補償の対象外」という制約もあります。たとえば、歯周病が治療後に再発し、再度手術を行うことになっても、もう補償を受けることができないのです。
こうした理由から、たとえ生涯保険料が安くてもデメリットが大きく、選びにくい保険会社といえます。
(参考)PS保険の補償の落とし穴

結論として、スノーシューを飼う際におすすめのペット保険は、「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン」と「日本ペットプラス(ガーデン)のプラチナ50%プラン」ということになりました。

スノーシューにおすすめはコレ!「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン」「日本ペットプラス(ガーデン)のプラチナ50%プラン」の特徴

これまでの考察から、スノーシューを飼う際におすすめのペット保険として、「FPCのフリーペットほけん50%補償プラン」「日本ペットプラス(ガーデン)のプラチナ50%プラン」を選びました。
最後に、この2つの保険の特徴をそれぞれ見ていきましょう。

FPCのフリーペットほけん50%補償プラン

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある
  • カスタマーサービスにも定評がある
  • 通院補償が手厚く入院と手術もカバーするが、手術補償は年間1度のみ

日本ペットプラス(ガーデン)のプラチナ50%プラン

  • 日額・回数制限がなく、年間補償限度額の50万円まで補償が受けられる
  • インターネット割引や無事故割引など、多彩な割引がある
  • 個人賠償責任保険を付けられる
  • 加入審査が終わっても病気の場合は30日、ガンの場合は60日の待期期間がある
  • 膝蓋骨脱臼などの特定のケガや病気が補償されないという制約がある

まとめ

ペット保険を選ぶ際は、飼っている猫がかかりやすい病気が、どのような方法で治療されるのか考えられればベストです。
以下のポイントを参考に、スノーシューに最適なペット保険を選んでください!

  • 通院・入院・手術をすべて補償している
  • 椎間板ヘルニアを補償している
  • 長期の通院でもしっかり補償してくれる

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