毛があまりない特徴的な見た目をしているスフィンクスは、弱点が多く病気になりがちです。ここではスフィンクスのかかりやすい病気をチェックして、ピッタリなペット保険を選んでいこうと思います!

スフィンクス

スフィンクスは社交的で甘えん坊な犬種

スフィンクスの性格

無毛に近いスフィンクスは家族の他に見知らぬ人とも親しくなることができる社交的な猫です。

見た目からは想像できませんが、好奇心旺盛で常に遊んでいたい猫なので、猫じゃらしやボールなどで遊んであげると楽しそうに遊んでくれます。甘えん坊な性格なので、比較的飼いやすいと言えるでしょう。

また、非常に寂しがり屋で、人と一緒にいることを好み、寝ているときも食事のときも傍にいたいと思っている猫です。
一人暮らしの方よりも家族で暮らしている方がスフィンクスにとってもストレスを感じない生活を送ることができるでしょう。

飼い方の注意点

スフィンクスは飼い方に気を付けなければならないので、初心者にはあまりおすすめできない猫種です。

その理由はまず、その身体的特徴である「無毛」にあります。実際にはうっすらと産毛のようなものが生えているのですが、その被毛は皮膚を守るための役割はなく、まるで役に立ちません。

皮膚は傷つきやすく、紫外線や寒さ・暑さにも弱いので、常に皮膚の状態をチェックする必要があります。
また、皮脂腺が発達しており、その分泌された皮脂を吸収する被毛が充分にないため、皮脂による汚れが溜まりやすいこともあります。
この汚れは定期的にお風呂に入れたりタオルで綺麗にしてあげたりしなければ皮膚病になってしまうので、しわの間などをよくチェックしましょう。

このように皮膚が弱いことから、室外飼いには向いてない猫種と言えます。
室内で温度管理や紫外線、汚れに気を付けて飼育してあげてください。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

皮膚が弱いスフィンクスには気を付けなければならない病気がいくつかあります。
ここでは、スフィンクスがかかりやすいといわれる「肥大型心筋症」「蕁麻疹」「皮膚炎」「耳疥癬症」「外耳炎」についてご紹介します。

肥大型心筋症

スフィンクスは心臓病の疾患を抱えている子が多く、中でもこの肥大型心筋症が一番多く見られる病気です。

肥大型心筋症は、心臓の筋肉がどんどん厚くなっていくことで左心室が狭くなり、血液が身体全体に充分に循環しなくなってしまいます。
心臓の動きが悪くなり、血液が全身に循環しなくなると、肺に水がたまる肺水腫や心臓や血管の中で血が固まる血栓がみられるようになります。
この状態が長く続くと呼吸困難を起こしたり、後ろ足に麻痺が現れたりします。
後ろ足が麻痺する腸骨動脈塞栓症は、症状の進行が非常に早く、3日後にショック状態を起こすということもあるので注意しなければなりません。

【治療費について】
完治することはできませんが、投薬を続けることで症状を緩和させることができます。
血栓を防ぐ薬や水分を体外に排出する薬、肥大を抑制する薬などの投与を続けることで進行を遅らせる対処をします。
初期段階ではなかなか気づかないことが多いので、気づいたときには病気がかなり進行している場合が多く、適切な治療が遅れてしまったりすると命を落とす可能性が非常に高いので、早期発見が重要となるでしょう。

通院
治療費2,000 ~ 1万円/回

心筋症は進行性の病気で、基本的には完治することはありません。
一生投薬治療を続ける必要があったりフードを療法食に変更したりと、継続的な治療を長期間行うので、治療費はかさんでいきます。
そのため、長期的な通院や万が一の手術を補償してくれるペット保険を選ぶことがポイントです。

蕁麻疹

スフィンクスは皮膚が常にさらされているため皮膚病になりやすく、特に蕁麻疹を起こしやすいと言われています。
もともと皮膚が弱いスフィンクスは、蕁麻疹を起こしている患部を掻いたり、床にこすったりしてしまうと皮膚が更に傷つき、更に悪化してしまうのでまずは掻かせないようにしてください。

蕁麻疹は、アレルギーによる反応、外傷、外部からの刺激など、様々なものが原因となるので発症しやすい病気ですが、特に気を付けて欲しいのは「汚れ」です。
スフィンクスは皮脂を分泌しやすく、その分泌した皮脂を吸収する被毛がないので、しわの間などに汚れがたまりやすくなっています。
蕁麻疹は、皮脂にも反応して発生することもあるので、手入れを怠ってはいけません。

【治療費について】
蕁麻疹を見つけたら、掻かせないようにすぐにエリザベスカラーをして患部を守ります。
それからすぐに病院へ行き、薬を処方してもらいましょう。
皮膚病になりやすいスフィンクスだからこそ、シャンプーやタオルなどで身体を常に清潔の状態にしてあげてください。

通院(3~5回)
治療費2,000 ~ 5,000円/回

蕁麻疹は継続的に通院を行うことがあり、最終的に5,000~1万円もかかってしまいます。
そのため、通院補償をしっかりと補償してくれるペット保険がおすすめです。

皮膚炎

皮膚が常にさらされているため、蕁麻疹のほかにも皮膚病にも気を付けなければいけません。
皮膚炎を発症すると痒みが出てくるので患部を掻いてしまいます。
スフィンクスはもともと皮膚が弱いので、皮膚に刺激を与えてしまうと皮膚が更に傷つき、更に悪化してしまうので注意が必要です。
早く完治させるためにも、塗り薬のほかにエリザベスカラーを使って掻かせないようにもしましょう。

【治療費について】
細菌感染が原因の場合は、抗生物質を含む内服薬や塗り薬を与え、痒みが強い場合は抗炎症剤を投与します。アレルギーが原因の場合は、アレルゲンを特定する検査も行われます。
暖房器具は綺麗に掃除をし、加湿器などで乾燥を対策してください。

通院(通算5~10回)
治療費3,000 ~ 5,000円/回

完治するまで、定期的に通院が必要になり、最終的に1万~5万円の治療費が必要になります。
長期の通院を補償してくれるペット保険を選ぶと、家計の負担も抑えられるでしょう。

【獣医が解説】犬・猫の皮膚炎の症状・原因・予防・対策・治療方法と治療費まとめ

耳疥癬症

ミミヒゼンダニというダニが耳の中に寄生することで発症する耳疥癬症は、大きな耳が特徴的なスフィンクスがかかりやすい耳の病気の一つです。
仔猫のときに発症する確率が高いですが、基本的には年齢問わず発症します。

放置しておくと、耳の中はダニとダニの排泄物で埋まってしまうため、耳の中は常に黒い耳垢で埋め尽くされ、悪臭もするようになります。
また、ダニが耳の中を小さく傷つけるので、そこからかゆみが生じ、発症したスフィンクスは耳をしきりにかいたり、首を振ったりするようになります。
耳の中に汚れや感染している動物とは接触が原因となるので気を付けてください。

【治療費について】
ミミヒゼンダニは血液や耳垢や皮膚のかさぶたなどを栄養源としているため、中を綺麗してダニを完全に除去しなければなりません。
完全にダニを根絶するのに数週間はかかるので、長期的な治療が必要となります。
完治するまではスフィンクスが耳をかいて傷つけてしまわないようにエリザベスカラーをするようにしましょう。

通院(通算3~5回)
治療費2,000 ~ 5,000円/回

症状によってさまざまですが、継続的に通院を行うことがあるので最終的に5,000~1万円もかかってしまいます。
そのため、通院補償をしっかりと補償してくれるペット保険に加入しておくことをおすすめします。

外耳炎

大きな耳が特徴的なスフィンクスがかかりやすい病気として、外耳炎も挙げられます。耳の中は常に雑菌が多く、非常に繁殖しやすい環境になっています。
外耳炎になってしまうと、耳の中に大量の汚れた耳垢がこびりつき、見た目だけでなく悪臭を漂わせます。汚れによる炎症で、耳を掻く行為がよく見られ、悪化すると中耳炎などを引き起こしてしまいます。
基本的には毎日耳のチェックをし、汚れていたら耳掃除をすることで充分予防になるので定期的に綺麗にしてあげましょう。

【治療費について】
まず耳の中を掃除して、点耳薬を投与します。細菌感染が原因の場合は抗菌薬や駆除薬を使用し、アトピーやほこりなどのアレルギーの場合は環境中からアレルゲンを取り除いてあげます。

通院(通算2~5回)
治療費3,000 ~ 5,000円/回

通院をする場合、1万~3万円程度かかりますが、症状が悪化している場合は、長期的な投薬治療が必要となってしまいます。
何度も通院をすることになるので、通院補償が手厚いプランを選びましょう。

【獣医が解説】犬・猫の外耳炎の症状・原因・予防・対策・治療方法と治療費まとめ

スフィンクスにおすすめのペット保険を選ぶポイントは3つ

かかりやすい病気をチェックすると、何に備えればいいか見えてきませんか?
かかりやすい病気から分かった、スフィンクスのペット保険選びに大切なポイントをまとめてみました。

ポイント1:通院を重点的に補償すること

長期の通院をする病気になりやすいスフィンクスには、通院のみ補償する通院重視型のペット保険がおすすめです。
手術や入院が不安という方もいると思いますが、補償を通院のみに絞ることで保険料を抑えられるので、回数が多い通院は保険で、万が一の手術・入院は貯金からとするのも一つの方法です。

ポイント2:通院の日額・日数制限が十分なこと

通院を重点的に補償するペット保険を選んでも、補償が不十分だと意味がありません。
ペット保険には1日に支払われる保険金の限度額や1年に補償できる限度回数といった制限が設定されているプランがあります。
調査の結果、通院の1日にかかる平均治療費は8,000円ということがわかっています。通院にしっかり備えられるようにするために、限度額は平均治療費の8,000円以上、限度回数は30日以上あるペット保険がいいでしょう。

ポイント3:免責金額が設定されていないこと

ペット保険はプランによって免責金額が設定されているものがあります。免責金額があると、設定されている金額を超えないと補償を受けられません。
例えば、免責金額が5,000円で、1回の治療が3,000円なら一切補償が受けられないということになります。
通院治療は比較的少額な治療費が長く続きます。通院治療が多くなることが予想されるスフィンクスは、免責金額が設定されていないペット保険を選ぶようにしましょう。

(参考)ここは必ずチェック!ペット保険にある「免責」って何?

スフィンクスに適したペット保険の補償内容と保険料

ペット保険にはいろいろなプランがありますが、ポイント1の「通院を重点的に補償するペット保険」で絞ると4種類のみしかありません。

なお、アニマル俱楽部のブループランⅡは12歳まで更新可能で、それ以降はシニア専用プランに切り替わる保険です。それに合わせて日本ペットプラス(ガーデン)の各プランも12歳までの保険料を合計し比較しています。

会社名商品名補償割合生涯保険料(猫・12歳まで)年間補償限度額通院入院手術免責
日本ペットプラス(ガーデン)ゴールド50%プラン50%175,670 円50万円制限なしなし
日本ペットプラス(ガーデン)ゴールド70%プラン70%245,900 円70万円制限なしなし
日本ペットプラス(ガーデン)ゴールド90%プラン90%316,160 円90万円制限なしなし
アニマル倶楽部ブループランⅡ100%266,370 円39万円5,000円/日
年間30日まで
8,000円/日
年間20日まで
なし

※表は横にスクロールできます。

ポイント2の「限度額8,000円以上、限度日数30日以上」を見ると、アニマル俱楽部は通院が日額5,000円までしか補償しないので、候補から外せます。
ポイント3の「免責金額の有無」はどの保険も免責金額は設定されていませんでした。

そう考えると、日本ペットプラス(ガーデン)のプランの中から選んだ方が良さそうですよね。50%・70%・90%と補償割合が3種類用意されていますが、どれがいいのでしょうか?

補償割合が違うペット保険を比較する際には、単純に保険料の安さだけで選ぶのではなく、価格と補償内容のバランスが取れた商品を選びましょう。価格の割に補償割合が高い商品を選ぶための指標のひとつにコストパフォーマンス(コスパ)があります。
コスパの求め方は生涯保険料を補償割合で割った数字(補償割合1%あたりの生涯保険料)で算出しています。この金額が小さいほど、よりコスパがよいということになります。

同じ補償内容ならできるだけ保険料が安く、コスパがいい商品を選びたいところです。
以下の表で、日本ペットプラス(ガーデン)の各プランのコストパフォーマンスを確認してみましょう。

会社名商品名補償割合生涯保険料(猫・12歳まで)年間補償限度額コスパ(補償割合1%あたりの保険料)
日本ペットプラス(ガーデン)ゴールド50%プラン50%175,670 円50万円3,513円
日本ペットプラス(ガーデン)ゴールド70%プラン70%245,900 円70万円3,513円
日本ペットプラス(ガーデン)ゴールド90%プラン90%316,160 円90万円3,513円

※表は横にスクロールできます。

それぞれのコスパを比べてみると、どれもほとんど同じということが分かりました。
つまり、どの補償割合を選んでも補償に対する保険料のコスパに変わりはありません。

コスパが変わらないのなら、生涯保険料が安く家計の負担にならない「ゴールド50%プラン」がいいでしょう。
もちろん、より高い補償割合を求める場合には、予算に合わせて70%や90%のプランも検討してみてください。

しかし、やはり通院だけでは不安だから手術や入院にも備えたい…という方には、通院・手術・入院すべてを補償してくれるペット保険がおすすめです!

例えば、通院・手術・入院すべてを補償するペット保険のランキングで1位のFPCの50%補償プランと日本ペットプラス(ガーデン)の「ゴールド50%プラン」を比較すると、

FPC の「フリーペットほけん」の0~12歳までの生涯保険料291,200円
日本ペットプラス(ガーデン)の「ゴールド50%プラン」の0~12歳までの生涯保険料175,670円

となり、この2つのプランの保険料の差は、13年間で115,530円です。
つまり、月々平均741円を足すだけで、手術や入院の補償も追加することができます。

通院だけでなく手術や入院にも備えたいという方は、こちらの比較ページも参考にしてみてください。
(参考)【数字で徹底比較】通院・入院・手術を補償するペット保険ランキング

スフィンクスにおすすめ!「日本ペットプラス(ガーデン)のゴールド50%プラン」の特徴

スフィンクスのおすすめのペット保険として選んだ「日本ペットプラス(ガーデン)のゴールド50%プラン」はどういった特徴があるのでしょうか?最後に確認しておきましょう!

日本ペットプラス(ガーデン)のゴールド50%プラン

  • 日額制限・回数制限がなく、年間補償限度額の50万円まで補償が受けられる
  • インターネット割引や無事故割引など多彩な割引がある
  • ペット賠償責任特約を付けられる
  • 膝蓋骨脱臼などの特定のケガや病気が補償されないという制約がある

まとめ

かかりやすい病気の治療方法に合わせてペット保険を選ぶのも一つの方法です。スフィンクスのペット保険選びのポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください!

  • 通院を重点的に補償すること
  • 通院の限度額・限度回数が十分なこと
  • 免責金額が設定されていないこと
  • スフィンクスにおすすめのペット保険は「日本ペットプラス(ガーデン)のゴールド50%プラン」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。