ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、純白の被毛に、口髭が生えたように見えるルックスがおしゃれな小型犬です。
皮膚疾患のほか、いくつかの病気に注意が必要です。おすすめのペット保険も紹介します。

ウィスキーのラベルデザインにも起用!陽気で明るいウエスト・ハイランド・ホワイト・テリア

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアの性格

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、チャーミングな口髭に純白の被毛、黒いつぶらな瞳にピンと立った三角の耳、無邪気な表情が印象的な、イギリス原産の小型犬です。

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは世界的に有名なスコッチウィスキー、ブラック・アンド・ホワイトのラベルやドッグフードの広告にも起用されているなど、愛らしいルックスを活かしてアイドル的な活躍も見せています。

テリアはもともと穴に住むキツネや穴熊などの小型獣の狩猟犬として活躍していたため、活発、攻撃的、気性が激しいことでも有名です。ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアも同じような性質を持ちますが、家族や犬に対しては友好的で陽気に接する一面もあります。

プライドが高い、いたずらっ子な犬種としても知られ、しつけが難しいといわれることもありますが、元々は猟犬として人間のパートナーを務めていたため、物分かりはよく賢い犬種です。

そんなウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、全てのテリアの基礎となった犬に似ているとされる「ケアーン・テリア」からときどき生まれていた、白い被毛の犬が原型と言われています。
白い被毛を持つ他の犬種との交配を重ね、現在の姿に固定されました。

体高は28cm、体長の方が長く四角い体型で、足が短めの犬種です。
鋭い感覚と高い身体能力を持ち合わせており、走る姿はとても力強くエネルギーに満ちた印象を受けます。

飼い方の注意点

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、もともと猟犬だったために丈夫な顎と鋭い歯を持っています。
顎の力は非常に強く、噛まれたら危険なため、子犬の頃から「噛み癖」をつけないように注意しましょう。自尊心の高いウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアには、毅然とした態度でしつけを行います。

ロングの被毛はとても固く、身を守る猟犬ならではの毛質です。週に3・4回はブラッシングを行い、月に1度はシャンプーをしましょう。

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、足が短く地面からの熱を感じやすい他、暑い気候は苦手です。
そのため暑い日の散歩は過酷となり、日光の照り返しで熱中症になることもあるため、暑い日に限り日中の散歩を避けましょう。朝や夕方など、2回に分けて快適な時間帯に30分程散歩をすると快適です。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、皮膚疾患にかかりやすい体質です。それに加え、小型犬がかかりやすいとされる病気にも気をつけなければなりません。

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアが特にかかりやすいとされる「股関節形成不全」「白内障」「皮膚炎」をご紹介します。

股関節形成不全

股関節形成不全とは、太ももの骨と骨盤を繋いでいる“股関節”に異常が起きる病気です。
発症の原因は明らかにされておらず、遺伝によるものが大半だと言われています。多くの犬は、生後半年から1歳までの間に発症するようです。

この病気を発症している犬は骨盤の成長が不完全であるため、股関節が変形していたり、太ももの骨が入る穴が浅かったりします。その結果、太ももの骨が本来あるべき位置に固定されず、歩くたびに骨がズレて痛みを感じます。

症状が進行するにつれて痛みが増し、運動を嫌がる、スキップのような歩き方をする、散歩の途中で座り込むなどの行動が見られるようになります。また、重度の股関節形成不全になると、少しの段差から飛び降りるだけで脱臼を起こすことがあります。

【治療費について】
骨が発達していない成長期の段階や、症状が軽度の場合は「安静療法」をとります。症状が進んで痛みが生じている場合は、鎮痛剤や抗炎症剤などの「投薬治療」を行います。それ以上に症状が重い場合は、外科手術が必要になることもあります。

手術には麻酔などのリスクが伴いますので、獣医さんと十分に話し合ってください。

通院手術・入院
治療費2,000 ~ 5,000円/月10 ~ 40万円

手術方法や入院期間によって治療費は異なりますが、入院費を含めると治療費は高額になると考えられます。

股関節形成不全の場合、補償対象外項目になっているペット保険会社があるので、注意してください。全額自己負担となる前に、しっかりとペット保険を選びましょう。

白内障

目の中でレンズの役割をしている水晶体が白く濁り、視力が低下してしまう病気です。発症の原因としては、先天性のものと、糖尿病や老化によって引き起こされる後天性のものがあります。

白内障を発症すると、黒目が白く濁る、暗い所を歩きたがらない、物にぶつかる、音やニオイに敏感になるといった症状が現れます。症状が進行するにつれ、目の濁りがどんどん濃くなっていき、それに伴って視力も落ちていきます。

【治療費について】
症状が軽度で、わずかに視力が残っている場合は、内服薬と点眼薬の投与によって進行を抑えます。

視力がほとんど失われてしまっている場合は、視力を取り戻すための外科手術を行います。手術には術後の合併症など多くのリスクが伴いますので、獣医師とよく相談することが大切です。

通院入院・手術(2~5日)
治療費3,000 ~ 5,000円/回8万 ~ 15万円

内服薬の投与は一回につき3,000~5,000円程度と安いですが、投与は一生続けなければならないため、最終的にはかなりの金額がかかります。さらに、手術をする場合は入院費などもかかりますので、プラスで10万~20万円ほどかかります。

治療費はかなり高額ですので、手術だけでなく、長期的な通院も補償してくれるプランを選ぶことが大切です。

皮膚炎

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは、遺伝的に皮膚疾患にかかりやすいとされています。数ある皮膚疾患の中でも、特に皮膚炎には気をつけなければなりません。

皮膚炎を発症すると、皮膚に炎症が起こって“かゆみ”を感じるようになります。皮膚の弱い部分(脚の付け根・指の間・脇の下・耳や目のまわりなど)に症状が出やすいため、こまめにチェックしてあげてください。

【治療費について】
細菌感染が原因の場合は、抗生物質を含む内服薬や塗り薬を与え、痒みが強い場合は抗炎症剤を投与します。
アレルギーが原因の場合は、アレルゲンを特定する検査も行われます。冷暖房器具から空気中にアレルゲンをまき散らしてしまっている可能性もあるので、綺麗に掃除をし、加湿器などで乾燥対策をしてください。

通院(通算5~10回)
治療費3,000 ~ 5,000円/回

完治するまでは、定期的な通院が必要です。通院の回数によって費用は異なりますが、大体1~5万円の治療費が必要になります。皮膚炎は再発する場合もあるので、長期の通院を補償してくれるペット保険を選ぶとよいでしょう。

(参考)【獣医が解説】犬・猫の皮膚炎の症状・原因・予防・対策・治療方法と治療費まとめ

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアにおすすめのペット保険を選びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
そこで、ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:高額な手術・長期の通院にしっかり備えられること

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院も手術も行う可能性が高いことがわかります。
そのため、通院のみや手術のみといった補償を一つに絞らず、通院・入院・手術すべてを幅広く補償するプランを選ぶのがおすすめです。
その中から補償内容が充実しているかどうかを見極めるには、限度額と限度回数を確認する必要があります。

 1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

ペット保険の補償内容には1日に支払える限度額と1年に補償できる限度回数が決められているものがあります。
ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは白内障や股関節形成不全で手術をすることを考えると、手術補償は最低でも1回につき10万円以上を補償するペット保険がおすすめです。
また、皮膚炎で通院をすることも考えると、通院の場合の限度額は平均治療費の8,000円以上、何度も通院することを考えて限度回数は20日以上あるといいでしょう。

ポイント2:補償が手厚く、年間補償限度額が高いこと

ペット保険には年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」があります。
限度額や限度日数が制限されていないプランの場合は、この年間補償限度額まで補償を受けることができるので必ず確認するようにしてください。

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアがかかりやすいとして紹介した白内障や股関節形成不全は高額になる手術を行う可能性があります。
そのため、一度の手術で補償の上限を超えてしまっては、その後の通院などが自己負担になってしまいます。

また、ペット保険の補償割合は50%から100%まで様々です。
補償割合が高いほど保険料も高額になりがちなため、補償と保険料のバランスのよい70%補償のものを選ぶとよいでしょう。
また、70%補償タイプであれば、補償限度額は最低70万円あれば補償が手厚いといえそうです。

ポイント3:股関節形成不全を補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。
もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。

今回紹介したウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアがかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみたところ、「股関節形成不全」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることがわかりました。
受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<股関節形成不全を補償対象外にしている保険会社>

  • 楽天少短
  • 日本ペットプラス(ガーデン)
  • アニマル俱楽部

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアに適したペット保険の補償内容と保険料

紹介した3つのポイントでウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアに合うペット保険を選んでみましょう。
ポイント1とポイント2の「通院・入院・手術すべてを幅広く補償する70%補償のペット保険」は11種類ありました。0~15歳までに支払う保険料の合計金額が安い順に一覧にしています。

ポイント2の「年間補償限度額が70万円以上」では、イーペットの年間補償限度額が60万円なので候補から外せます。

ポイント3の「股関節形成不全を補償する」では、楽天少短と日本ペットプラスが補償対象外項目に指定しているので除外できます。

保険会社名商品名割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償上限額通院入院手術
FPCフリーペットほけん70%補償プラン70490,700 円8512,000円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000 円/回
年間1回まで
PS保険70%補償プラン70555,250 円10010,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
楽天少短あんしんペットL70635,260 円70制限なし制限なし制限なし
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ70%プラン70637,040 円 70制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70619,360 円70制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン7070740,550 円70制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット7070760,140 円60制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン7070815,770 円70制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン70964,770 円8414,000円/日
年間20日まで
14,000円/日
年間20日まで
140,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子70%プラン701,192,240 円12212,000円/日
年間22日まで
30,000円/日
年間22日まで
150,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ70%コース701,243,960円70制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

3つのポイントで絞った結果、8種類の候補が残りました。
これらは補償内容を数字で見るとすべて十分な内容であるといえるので、もう一つ重要なポイント「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。
そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、70万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。
その金額で比較すると、比較的保険料が安い保険はFPC、PS保険という結果になります。

ただし、PS保険のペット保険は「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というデメリットがあります。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアは継続的な治療が必要になる皮膚炎などの慢性疾患にかかりやすいので、発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。
たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。
(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん70%補償プラン」の特徴

最後に、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアにおすすめのペット保険に選ばれた「FPCのフリーペットほけん」の特徴を確認してみましょう。
こちらも検討の際に参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん 70%補償プラン

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい。
  • 通院を手厚く補償する。手術補償は年間1度のみ。
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある。
  • カスタマーサービスにも定評がある。

まとめ

かかりやすい病気に合わせてペット保険を選ぶと納得のできるプランを見つけやすくなります。以下のポイントを参考に、ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアに合った商品を探してみてください!

通院・入院・手術すべてを補償すること

補償が手厚く、年間補償限度額が高いこと

股関節形成不全を補償すること

ウエスト・ハイランド・ホワイト・テリアにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん70%補償プラン」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。