真っ白な被毛に威厳のある見た目が特徴のホワイト・スイス・シェパード・ドッグは、警察犬として活躍するジャーマン・シェパード・ドッグから生まれた犬種です。筋肉質でタフな体を持っていますが、大型犬がかかりやすい病気には注意が必要です。
ここではホワイト・スイス・シェパード・ドッグがかかりやすい病気と、おすすめのペット保険をご紹介します。

新しい犬種!ホワイト・スイス・シェパード・ドッグ

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグの性格

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは名前にもある通り、スイス原産の犬種です。祖先犬は警察犬として活躍している“ジャーマン・シェパード・ドッグ”で、その中でもミスカラーといわれていた“ホワイト”だけを繁殖に使用しています。

ジャーマン・シェパード・ドッグのホワイトは、番犬としての威厳が保たれないというだけの理由でミスカラーとして扱われていました。
しかし、ホワイトのジャーマン・シェパード・ドッグには数多くの愛好家が存在しており、彼らが熱心に繁殖をした結果ホワイト・スイス・シェパード・ドッグが誕生したのです。

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは他の犬種に比べると歴史が浅く、比較的新しい犬種です。日本でお目にかかることも少なく、名前すら知らないという方も大勢いらっしゃいます。日本最大級の畜犬団体「一般社団法人ジャパンケネルクラブ」の調査によると、日本国内におけるホワイト・スイス・シェパード・ドッグの飼育頭数(2017年)は、たった107頭だけでした。

まだまだ飼育頭数の少ないホワイト・スイス・シェパード・ドッグですが、家庭犬としてピッタリな性格をしています。見た目は少し厳ついですが、どんな人にも友好的で穏やかな性格です。子どもとも仲良くすることができ、どの家庭にも馴染めます。

真っ白な被毛、筋肉質な体、ピンとたった三角の耳が特徴のホワイト・スイス・シェパード・ドッグは、大型犬に分類されるほど大きな体をしています。祖先犬のジャーマン・シェパード・ドッグより少し大きめで、平均体重は25~40kgほどです。

飼いかたの注意点

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは運動好きで体力のある犬種ですので、毎日の散歩が欠かせません。毎日60分以上の散歩を2回行うことが理想です。散歩だけですと運動量が足りない場合がありますので、定期的に広々とした敷地やドッグランで遊ばせる時間を設けましょう。

なお、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグはかなり力が強いため、子どもやお年寄りにリードを持たせないようにしてください。引っ張られて転ぶ恐れがあります。
そのため、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグが突然走り出したとしても、しっかり制御できる大人がリードを管理しましょう。

体の大きいホワイト・スイス・シェパード・ドッグを飼育する際は、広々とした住環境を用意してあげましょう。自由に行き来でき、方向転換できるくらい余裕のあるスペースを確保してください。あまりにも手狭なところに押し込めると、骨が変形したり、ストレスに繋がったりします。

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは、祖先犬ジャーマン・シェパード・ドッグの利口さを存分に受け継いでいます。利口な上に従順であるため、非常にしつけがしやすい犬種です。しかし、飼い主との主従関係が築けていない場合は、自分勝手な行動に出ることがあります。そのため、子犬の頃から飼い主がリーダーであることを教えてあげましょう。

かかりやすい病気とその治療費を知っておこう

骨太で屈強な体をもつホワイト・スイス・シェパード・ドッグですが、骨の病気や大型犬がかかりやすい病気には注意しなければなりません。

中でもホワイト・スイス・シェパード・ドッグがかかりやすいとされる「股関節形成不全」「皮膚炎」「関節炎」について、詳しくご紹介していきます。

股関節形成不全

股関節形成不全とは、太ももの骨と骨盤を繋いでいる“股関節”に異常が起きる病気です。この病気は、生後半年から1歳までの間に発症することが多いです。発症の原因は明らかになっていませんが、遺伝的なものが大半だとされています。

股関節形成不全を発症している犬は骨盤の成長が不完全であるため、股関節が変形していたり、太ももの骨が入る穴が浅かったりします。その結果、太ももの骨が本来あるべき位置に固定されず、歩く度に骨がズレて痛みを感じます。

症状が進行するにつれて痛みが増し、運動を嫌がる、スキップのような歩き方をする、散歩の途中で座り込むなどの行動が見られるようになります。重度の股関節形成不全になると、少しの段差から飛び降りるだけで脱臼を起こすことがあります。

大型犬・超大型犬に多い病気のため、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグも十分な注意が必要です。遺伝的なものが原因ですので、発症を防ぐことは難しいですが、筋肉量を増やしたり、股関節へ負担をかけないようにしたりすることで、症状を和らげることができます。

【治療費について】
骨が発達していない成長期の段階や、症状が軽度の場合は「安静療法」をとります。症状が進んで痛みが生じている場合は、鎮痛剤や抗炎症剤などの「投薬治療」を行います。それ以上に症状が重い場合は、外科手術が必要になることもあります。

手術には麻酔などのリスクが伴いますので、獣医さんと十分に話し合ってください。

通院手術・入院
治療費2,000 ~ 5,000円/月10 ~ 40万円

手術方法や入院期間によって治療費は異なりますが、入院費を含めると治療費は高額になると考えられます。

股関節形成不全の場合、補償対象外項目になっているペット保険会社があるので、注意してください。全額自己負担となる前に、しっかりとペット保険を選びましょう。

皮膚炎

皮膚炎とは、細菌感染やアレルギーが原因で皮膚に炎症が起こり、痒みや腫れなどを引き起こす病気です。特に足の付け根や指の間、ワキの下、耳や目のまわりに症状が出やすいため、それらの場所を重点的にチェックしましょう。

【治療費について】
細菌感染が原因の場合は、抗生物質を含む内服薬や塗り薬を与えます。かゆみが強く、頻繁に体を掻くようであれば、抗炎症剤も投与します。
アレルギーが原因の場合は、アレルゲンを特定する検査が行われます。アレルゲンを特定し、その子のまわりからアレルゲンを排除してあげることで改善へと向かいます。

通院(通算5~10回)
治療費3,000 ~ 5,000円/回

完治するまでは、定期的な通院が必要になります。最終的には1万~5万円の治療費が必要でしょう。なお、皮膚炎は再発する場合があるため、長期の通院を補償してくれるペット保険を選ぶことをおすすめいたします。
【獣医師が解説】犬・猫の皮膚炎の症状・原因・予防・対策・治療方法と治療費まとめ

関節炎

関節炎とは膝関節や肘関節、後ろ足の付け根にある股関節など、体の節々にある関節が炎症を起こす病気です。この病気は、性別や年齢を問わず発症してしまいます。発症の原因としては、加齢によるものや肥満、先天性のものなどが挙げられます。

特に体重が重い大型犬は関節に負担がかかるため、関節炎にかかりやすいといわれています。そのため、大型犬であるホワイト・スイス・シェパード・ドッグは十分な注意が必要です。

関節炎にかかると関節に傷みが生じる、関節が動かしづらくなる、骨が変形するなどの症状が起こります。同時に歩くことを嫌がる、足を引きずるようになる、散歩中に座り込むなどの行動も見られるようになります。このような行動が頻繁に見られる場合は、すぐに動物病院へ連れていきましょう。

血液の循環が悪くなる冬場は、関節炎が悪化しやすいといわれているため、注意が必要です。

【治療費について】
関節炎の治療には、内服薬を使用した治療や食事療法などが挙げられます。痛みがひどい場合には鎮痛剤を投与します。関節炎が重症化してしまうと薬の治療だけでなく、手術が必要になります。手術には様々なリスクが伴うため、獣医師とよく相談してから決めましょう。

通院(通算2~10 回)手術入院(1~5日)
治療費2000~1万円/回2~10万円1~5万円

関節炎は慢性的な病気であるため、継続的な通院が必要になります。さらに、骨が変形してしまった場合は手術や入院が必要になります。

これら全ての費用を合計すると、かなり高額な治療費になります。そのため、長期の通院を補償してくれることに加え、手術や入院にも備えられるペット保険を選びましょう。

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグにおすすめのペット保険を選びのポイントは3つ

かかりやすい病気を見てみるとホワイト・スイス・シェパード・ドッグにどんなペット保険が合っているのか見えてきますね。
そこで、ペット保険を選ぶポイントを3つにまとめてみました!

ポイント1:高額な手術・長期の通院にしっかり備えられること

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグがかかりやすい病気の治療方法を見てみると、通院も手術も行う可能性が高いことがわかります。
そのため、通院のみや手術のみといった補償を一つに絞らず、通院・入院・手術すべてを幅広く補償するプランを選ぶのがおすすめです。
その中から補償内容が充実しているかどうかを見極めるには、限度額と限度回数を確認する必要があります。

 1日にかかる平均治療費
通院¥8,000
入院¥12,000
手術¥100,000

ペット保険の補償内容には1日に支払える限度額と1年に補償できる限度回数が決められているものがあります。
ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは白内障や股関節形成不全で手術をすることを考えると、手術補償は最低でも1回につき10万円以上を補償するペット保険がおすすめです。
また、皮膚炎で通院をすることも考えると、通院の場合の限度額は平均治療費の8,000円以上、何度も通院することを考えて限度回数は20日以上あるといいでしょう。

ポイント2:補償が手厚く、年間補償限度額が高いこと

ペット保険には年間で支払われる保険金の上限金額「年間補償限度額」があります。
限度額や限度日数が制限されていないプランの場合は、この年間補償限度額まで補償を受けることができるので必ず確認するようにしてください。

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグがかかりやすいとして紹介した股関節形成不全や関節炎は高額になる手術を行う可能性があります。
そのため、一度の手術で補償の上限を超えてしまっては、その後の通院などが自己負担になってしまいます。

また、ペット保険の補償割合は50%から100%まで様々です。
補償割合が高いほど保険料も高額になりがちなため、補償と保険料のバランスのよい70%補償のものを選ぶとよいでしょう。
また、70%補償タイプであれば、補償限度額は最低70万円あれば補償が手厚いといえそうです。

ポイント3:股関節形成不全を補償すること

ペット保険にはもともと補償されない病気(補償対象外項目)を設定しているものがあります。
もし、かかりやすい病気がその補償対象外項目に指定されていると、受診しても保険金は補償されません。

今回紹介したホワイト・スイス・シェパード・ドッグがかかりやすい病気が補償対象外項目に指定されていないか確認してみたところ、「股関節形成不全」がいくつかのペット保険で補償対象外になっていることがわかりました。
受診する可能性を考えるとこのペット保険は選ばない方が良さそうです。

<股関節形成不全を補償対象外にしている保険会社>

  • 楽天少短(あんしんペット)
  • 日本ペットプラス(ガーデン)
  • アニマル俱楽部

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグに適したペット保険の補償内容と保険料

紹介した3つのポイントでホワイト・スイス・シェパード・ドッグに合うペット保険を選んでみましょう。
ポイント1とポイント2の「通院・入院・手術すべてを幅広く補償する70%補償のペット保険」は11種類ありました。0~15歳までに支払う保険料の合計金額が安い順に一覧にしています。

ポイント2の「年間補償限度額が70万円以上」では、イーペットの年間補償限度額が60万円なので候補から外せます。

ポイント3の「股関節形成不全を補償する」では、あんしんペットと日本ペットプラスが補償対象外項目に指定しているので除外できます。

保険会社名商品名割合生涯保険料(小型犬・15歳まで)年間補償限度額通院入院手術
FPCフリーペットほけん70%補償プラン70490,700 円8512,000円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000 円/回
年間1回まで
PS保険70%補償プラン70555,250 円10010,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
楽天少短あんしんペットL70635,260 円70制限なし制限なし制限なし
日本ペットプラス(ガーデン)プラチナ70%プラン70637,040 円 70制限なし制限なし制限なし
SBIいきいき少短プラン70スタンダード70619,360 円70制限なし制限なし制限なし
ペット&ファミリーげんきナンバーわんプラン7070740,550 円70制限なし制限なし制限なし
イーペットe-ペット7070760,140 円60制限なし制限なし制限なし
アクサ損保プラン7070815,770 円70制限なし制限なし制限なし
アニコム損保ふぁみりぃ70%プラン70964,770 円8414,000円/日
年間20日まで
14,000円/日
年間20日まで
140,000円/回
年間2回まで
アイペット損保うちの子70%プラン701,192,240 円12212,000円/日
年間22日まで
30,000円/日
年間22日まで
150,000円/回
年間2回まで
au損保通院ありタイプ70%コース701,243,960円70制限なし制限なし制限なし

※表は横にスクロールできます。

3つのポイントで絞った結果、8種類の候補が残りました。
これらは補償内容を数字で見るとすべて十分な内容であるといえるので、もう一つ重要なポイント「保険料」で比較していきましょう。

ペット保険の保険料は、若いときは安く高齢になるほど高くなります。
そのためペット保険の保険料を比較する際には一生涯にかかる保険料で比較することが重要です。
それぞれの生涯保険料(0~15歳までの保険料の合計)を比べてみると、70万円以下のものが比較的リーズナブルで継続しやすいペット保険と言えます。
その金額で比較すると、比較的保険料が安い保険はFPC、PS保険という結果になります。

ただし、PS保険のペット保険は「生涯にわたって継続的に行っていく慢性疾患(心臓病など)の治療の場合は、最大でも一生涯20日まで補償」というデメリットがあります。
病気が完治したと判断された場合には日数がリセットされるようですが、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグは継続的な治療が必要になる皮膚炎などの慢性疾患にかかりやすいので、発症した場合には十分な補償が受けられないことがあります。
たとえ生涯保険料が安くても選ばない方が良さそうです。
(参考)PS保険(ペットメディカルサポート)の通院・入院補償の落とし穴

このように、ペット保険にはあまり目立っていないデメリットが隠されている場合があるので、それぞれの特徴をよく確認したうえでペット保険を選ぶ必要があります。
なおFPCについては、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグがかかりやすい病気で紹介した病気も補償してくれそうなのでおすすめです。

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグにおすすめ!「FPCのフリーペットほけん70%補償プラン」の特徴

最後に、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグにおすすめのペット保険に選ばれた「FPCのフリーペットほけん」の特徴を確認してみましょう。
こちらも検討の際に参考にしてみてください!

FPCのフリーペットほけん 70%補償プラン

  • 高齢になっても上がりにくい料金設計になっているので継続しやすい。
  • 通院を手厚く補償するが、手術補償は年間1度のみ。
  • 年間補償限度額が85万円と高額に設定してある。
  • カスタマーサービスにも定評がある。

まとめ

かかりやすい病気に合わせてペット保険を選ぶと納得のできるプランを見つけやすくなります。以下のポイントを参考に、ホワイト・スイス・シェパード・ドッグに合った商品を探してみてください!

通院・入院・手術すべてを補償すること

補償が手厚く、年間補償限度額が高いこと

股関節形成不全を補償すること

ホワイト・スイス・シェパード・ドッグにおすすめのペット保険は「FPCのフリーペットほけん70%補償プラン」

当サイトではほかの犬種・猫種におすすめのペット保険についても紹介しています。
よろしければ以下のページも参考にしてみてください。