ペット保険のデメリット

条件の良さや、知名度だけでペット保険を選んでいませんか?有名な保険会社でも、実は大きなデメリットが潜んでいる場合があります。そこで、各ペット保険のデメリットを点数化し、ワーストランキングを作成しました。

入ると損する?ペット保険ワーストランキング

ペット保険を選ぶとき、加入時の保険料の安さや、知名度だけで選んでいませんか?
実は、契約者の不利になる、大きなデメリットが潜んでいるかもしれません。
しかし、そのようなことは規約に小さく書かれているだけで、気づかないまま契約してしまう恐れがあります。

入ってから後悔するのではなく、できれば最初から、そんな「危ない」ペット保険は選びたくありませんよね。
そこで、独自の視点でデメリットを点数化し、ペット保険をワーストランキングにしました。

  • ワースト1位 ペッツベスト
  • ワースト2位 アクサダイレクト
  • ワースト3位 au損保

なぜ損するのか?詳しく説明していきます。
さっそくランキングの詳細を見る

悪いペット保険のポイントとは?こんな特徴に注意

そもそも、契約者にとって悪いペット保険とはどのようなものでしょうか。どのような観点でペット保険をみればよいのか?ここでは、特に注意したい7つのポイントをあげます。

① 保険料が高い

補償内容が良くなるほど、保険料が高くなるのは自然なことです。しかし、補償内容が普通なのに、保険料が高額な場合もあります。その場合、宣伝、広告費、営業活動費などに費用をかけている可能性があり、その分契約者の負担が重くなっているのだとしたら、そんな保険は選びたくありませんね。
また、ペット保険は、0~3歳くらいの保険料がもっとも安く設定されていることが多く、年齢が上がるとともに、保険料が急激に高くなる場合があります。加入時に安いからといって、ずっと安いとは限らないことにも注意が必要です。
保険料が高いか低いかを判断する際には、ペットの生涯にかかる保険料の合計を比較するようにしましょう。

(参考)ペット保険は一生涯にかかる保険料でチェックしよう

② 補償内容が悪い

補償の内容の良し悪しを決める要素には、1日当たりの補償上限金額や年間の利用回数の制限、それを合計した年間の補償上限金額があります。
例えば、一日あたりの通院にかかる治療費は●円までしか補償されない、または、一年で▲日の通院までしか保証されない、と設定されている場合には、上限を超えた分の治療費は契約者の全額自己負担となってしまいます。
1日当たりの補償金額や年間の利用回数を「制限なし」としている保険も多いのですが、その場合には年間の補償上限金額が低いこともありますので、注意が必要です。
1日当たりの補償上限金額・年間の利用回数の制限・年間の補償上限金額の3つをしっかりチェックして不十分なものがないかを確認しましょう。

③ 補償制限がある

ペット保険は、治療目的の処置は補償しますが予防目的の処置は補償しないというのが基本的な考え方です。
しかし中には、事前に特定の病気やけがを補償しない、という制限を設定している保険もあります。そういった補償対象外の病気・けがについては約款に小さく書かれているだけで、気づかないまま契約してしまうこともあります。しっかり約款もチェックをして補償対象外の病気が少ない保険に入りたいですね。
さらに、「その病気が発症した初年度のみしか補償されず、翌年からその病気は補償対象外になる」のように、更新時に条件が付けられ、加入者が不利になっていく場合があります。このような制限が多い保険は、一番保険を使いたい病気・けがに保険が使えない、ということになりかねません。
保険会社と契約者間のトラブルが発生しやすい部分でもあり、特に注意が必要です。

(参考)ペット保険のトラブルを避けるには?保険がおりない、更新できないことも!?

④ 免責金額がある

免責金額(=自己負担金額)の設定があると、治療費が「免責金額」を超えないと、保険料が支払われないということになります。
例えば、免責金額が1万円の場合、治療費が1万円未満だと保険金は一切支払われません。
特に通院の場合は、一回にかかる金額が少額になることが多いため、上の例でいえば毎回9,000円ほどの治療費がかかるとしたら、そのすべてが契約者の負担になってしまうのです。

(参考)ここは必ずチェック!ペット保険にある「免責」って何?

⑤ 加入制限・待機期間がある

保険会社によっては、契約の初年度の際に「待機期間」という補償が受けられない期間が設定されている場合があります。待機期間が設けられている場合は「契約成立日=補償開始日」ではないのです。
待機期間がなぜ設定されているかというと、保険契約開始前に発症した可能性がある病気やケガに保険金を支払わないようにするためです。そのため、病気には待機期間を設けていても、ケガには待機期間なしとしているところもあります。ケガの場合、病気と比べていつケガをしたのかが判断しやすいためです。
待機期間が設定されていると、補償が受けられないのに保険料だけを支払わなければならず、さらに待機期間に発症した病気やけがそれ以降も補償対象外となってしまうため、できるだけ設定されていないものを選びましょう。

(参考)ペット保険には補償までの待機期間がある?

⑥ 終身補償ではない

終身補償とは、一生涯保険に入り続けることができるということです。
終身ではない場合、病気やけがのリスクが高まる高齢期に、強制的に保険が打ち切られてしまいます。ペット保険の契約が打ち切られた場合には、そこから他のペット保険に切り替えようとしても加入年齢制限に引っかかり加入することもできなくなってしまいます。加入できるペット保険が多いうちに、終身補償のペット保険を選んで加入するようにしましょう。
ペットも長寿命化しているため、ほとんどのペット保険は終身加入が可能ですが、中にはそうでないものがあるため注意が必要です。

(参考)長く続けるなら!終身で継続できるペット保険のおすすめランキング

⑦ 特約や割引が無い・その他サポートが悪い

保険会社によっては、特典や特約を設けていたり独自のルールが設定されていたりと保険の内容には個性があります。
特約とは保険の内容をより充実させるために追加できるオプションで、例えば愛犬が他人を傷つけたり、物を壊したりしたときに補償される特約や、愛犬用の車いすを作るときの費用を負担してくれる特約など、様々な種類があります。
特約が充実していれば、ペットに合わせてさらに安心な補償内容にカスタマイズができます。
一方、意外と見落としがちな「悪いルール」が潜んでいる場合があります。例えば、保険金の請求に手間がかかったり、特別な手続きが必要だったりというものです。大きなデメリットというよりは、不便さや小さな不満を感じてしまいそうなものなので、念のため注意しましょう。

(参考)ペット保険の特約って必要?

ペット保険ごとのデメリットを点数化

上で紹介した、悪いペット保険の7つのポイントを踏まえて、すべてのペット保険のデメリットを、独自の基準で点数化しました。

点数の詳細は次のようになっております。

5点=最悪!契約者にとって大きなデメリット
4点=悪い。不満や不便を感じることが多いデメリット
3点=不満や不便を感じる場面も出てきそうなデメリット
2点=容認できる程度の小さなデメリット
1点=さほど気にならない程度のデメリット

会社名 デメリット合計 保険料 補償内容 補償制限 免責金額 加入制限
待機期間
終身補償 特約や割引
その他サポート
ペッツベスト 16点 2点 5点 3点 5点 1点
1回あたりの補償金額の制限がある 1つの傷病に対して支払われる保険金の上限金額がある
特定の病気に対する補償の制限がある
1つの傷病に対する免責金額が設定されている 保険の更新は16歳までとなり終身継続できない 保険金請求時に指定の書類への獣医のサインが必要
アクサダイレクト 14点 5点 5点 4点
保険料が高い 特定のケガや病気は発症年度のみ補償され、翌年度から補償対象外になる
更新時の審査内容によって補償対象外項目が増えたり、更新を断られたりする
指定の犬種については加入時の健康診断が必要
病気の場合30日間、ガンの場合120日間と長めの待機期間がある
au損保 14点 5点 5点 3点 1点
保険料が高い
11歳以降の保険料が非公開
特定のケガや病気が補償されない 病気の場合、30日間の待機期間がある 賠償責任特約や各種割引がない
楽天少短(あんしんペット) 13点 1点 5点 3点 3点 1点
Sプランは日額・回数の制限がある 特定のケガや病気が補償されない S・Mプランは、免責金額が設定されている 保険の更新は20歳までとなり終身継続できない 各種割引がない
日本アニマル倶楽部 12点 2点 4点 5点 1点
保険料の値上がりはないが保険料は高めに設定してある
若年期の保険料が割高
日額・回数の制限があり、日額制限は低い
100%の補償が受けられない可能性がある
特定のケガや病気が補償されない 保険金請求するには診断書が必要
ペット&ファミリー 12点 5点 3点 3点 1点
特定のケガや病気が補償されない 「げんきナンバーわんスリム」は免責金額が設定されている ケガは15日、病気は30日、ガンは90日と長めの待機期間がある 窓口精算に対応している病院が少ない
ペット賠償責任特約や各種割引がない
「げんきナンバーわん」はオンライン契約ができない
日本ペットプラス(ガーデン) 12点 1点 5点 3点 3点
パールプランは回数の制限がある 特定のケガや病気が補償されない 病気は30日、ガンは60日と長めの待機期間がある 保険の更新は20歳までとなり終身継続できない
SBIいきいき少短 11点 3点 5点 3点
大型犬の保険料が高い 特定のケガや病気が補償されない 「ライトプラン」は免責金額が設定されている
日本ペット共済 10点 3点 2点 4点 1点
保険料が高い 日額の制限がある 中型・大型犬は加入できない 保険金の請求に手間がかかる
アニコム 10点 5点 2点 3点
3歳以降から急激に値上がりする
ほかのペット保険と比べて保険料は割高
健康割増引制度で保険料が高くなることがある
日額・回数の制限がある 病気の場合、30日間の待機期間がある
アイペット 9点 5点 2点 2点
保険料が高い
3歳以降に急激に値上がりする
13歳以降の保険料が公表されていない
日額・回数の制限がある うちの子ライトは最低支払対象治療費がある
イーペット 9点 5点 4点
保険料が高い 健康体であることが加入条件
病気の場合は待機期間が15日ある
PS保険 9点 4点 5点
日額・回数の制限がある
100%補償でも全額補償してもらえるとは限らない
同じケガや病気に対する補償の上限回数が決まっている
FPC 5点 4点 1点
日額・回数の制限がある
手術が年間1回まで
50%のプランしかない
賠償責任特約や各種割引がない

※表は横にスクロールできます。

ペット保険ワーストランキング

以上のことから、点数が高い順(=悪いところが多く、デメリットが大きい順)にランキングにしました。

  • ワースト1位 ペッツベスト
  • ワースト2位 アクサダイレクト
  • ワースト3位 au損保

ランキングの詳細をみてみましょう。

ワースト1位 ペッツベスト

「獣医がつくったペット保険」として有名で、補償が80%と手厚い割に、保険料が安いペッツベスト。しかし、見過ごせないデメリットが多いため、この順位になりました。

もっとも気になるのは、16歳という早い段階で継続を打ち切られてしまうことです。ペットも長寿命化しているため、特に小型犬や猫は15歳を超えて生きることも珍しくなくなりました。手厚い補償が必要な高齢期に無保険状態になってしまうことは避けたいものです。

さらに、1つの病気やけがに対して、支払われる保険金の上限額が決められているという問題があります。これは1年ごとの更新のタイミングでリセットされるものではなく、加入期間中は累計され続けることが問題です。もし、一生治療が必要になる、心臓病や皮膚疾患になったときでも、上限額に達した時点でその病気に対する補償は打ち切られます。
ペット保険に入った意味を感じにくくなる大きなデメリットだといえるでしょう。

同じ高補償の保険で選ぶなら、日本ペットプラス(ガーデン)のプラチナ90%プランがおすすめです。

(参考)ペッツベストのペット保険の評判・口コミは?メリット・デメリットを検証しました

ワースト2位 アクサダイレクト

世界最大級の保険ブランドであり、大手の安心感もあるアクサダイレクト。魅力的な割引サービスや特約も充実していますが、それを上回るデメリットがあるためワースト2位となりました。

一番気になる点は、先天性や遺伝性の高い特定の病気が発症の翌年度から補償対象外になるところです。
補償対象外とされる病気には、小型犬がかかりやすい膝蓋骨脱臼やレッグペルテス、大型犬のなりやすい股関節形成不全などが含まれます。たとえ加入後に発症しても、遺伝性の可能性があると判断されれば、翌年度から補償対象外になることもあります。

また、更新時の審査で、加入時にはなかった補償制限が追加されたり、翌年度の更新を断られたりしたという話が多いのも気になる点です。
ペット保険は1年掛け捨てのため、更新時に補償制限が追加されることは他の保険会社でもあることなのですが、特にアクサダイレクトはそういった体験談が多く聞かれます。保険料が高額な分、補償制限をされたときの不満も大きくなりそうですね。

保険料が高額であることも大きなデメリットです。「通院・手術・入院すべてを補償」「補償割合は50%」という条件で他の保険と比べると一目瞭然です。
保険料は一生涯にかかる保険料として、0歳~15歳までの合計で計算しています。

会社名 商品名 補償割合 生涯保険料(小型犬・15歳まで) 生涯保険料(中型犬・15歳まで) 生涯保険料(大型犬・15歳まで) 生涯保険料(猫・15歳まで) 年間補償限度額 通院 入院 手術
FPC フリーペットほけん 50% 392,250 円 435,950 円 455,400 円 375,050 円 85万円 12500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険 50%補償プラン 50% 435,950 円 494,910 円 537,190 円 383,050 円 100万円 10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
SBIいきいき少短 プラン50スタンダード 50% 442,400 円 521,450 円 705,050 円 341,750 円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし
アクサダイレクト プラン50 50% 619,260 円 661,340 円 675,160 円 433,810 円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし

※表は横にスクロールできます。

このように、保険料の安いペット保険とアクサダイレクトを比較してみると、10~20万円近くも差があることがわかります。補償の手厚さを示す基準のひとつである「年間補償限度額」も、他社と同等もしくは低い場合もあり、保険料が高いからといって補償が手厚いわけではないことがわかります。

さらに、待機期間がすべてのペット保険の中でも最長クラスであることも見逃せません。通常の病気の場合30日間、ガンの場合は120日間もの間、補償がされないのです。

(参考)アクサダイレクトのペット保険の評判・口コミは?メリット・デメリットを検証しました

ワースト3位 au損保

携帯通信会社大手のauが運営するペット保険のため、auの携帯電話ユーザーには使い勝手が良い部分のあるペット保険です。有名な会社が親会社のため、安心感があるという意見も多い保険会社です。

デメリットを一言で表すと「保険料が高い割に補償内容は普通」ということです。
au損保は、高齢時の保険料の値上がりがかなり急激で、11歳以降の保険料も非公開となっています。ペットが長生きすればするほど、保険料の負担が大きくなってしまうため、保険の継続が難しくなってしまいます。

「通院・手術・入院すべてを補償」「補償割合は50%」という条件で他の保険と比べると、その保険料の高さは一目瞭然です。なお、au損保は11歳以降の保険料が非公開のため、0歳~10歳までの合計で計算しています。

会社名 商品名 補償割合 生涯保険料(小型犬・10歳まで) 生涯保険料(中型犬・10歳まで) 生涯保険料(大型犬・10歳まで) 生涯保険料(猫・10歳まで) 年間補償限度額 通院 入院 手術
FPC フリーペットほけん 50% 237,750 円 249,150 円 255,050 円 237,750 円 85万円 12500円/日
年間30日まで
125,000円/入院
年間3入院まで
100,000円/回
年間1回まで
PS保険 50%補償プラン 50% 264,650 円 303,380 円 331,320 円 234,480 円 100万円 10,000円/日
年間20日まで
20,000円/日
年間30日まで
100,000円/回
年間2回まで
SBIいきいき少短 プラン50スタンダード 50% 256,400 円 300,800 円 403,150 円 208,350 円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし
アクサダイレクト プラン50 50% 412,810 円 412,810 円 756,720 円 328,360 円 50万円 制限なし 制限なし 制限なし

※表は横にスクロールできます。

このように、安い保険とau損保を比較してみると、どの分類でも10万~20万円近くも差があることがわかります。補償の手厚さを示す基準のひとつである「年間補償限度額」も、50万円とごく普通であることがわかります。
au損保の場合、通院・手術・入院すべてを補償するプランのほかに、通院を補償しない手術重視タイプのプランも用意していますが、こちらも特別安いというわけではありません。

保険料の高さをカバーするようなメリットもなく、魅力が薄いペット保険だと言えます。

(参考)auのペット保険の評判・口コミは?メリット・デメリットを検証しました

まとめ

ペット保険を選ぶときは、保険料が安い割に補償は手厚く、さらに大きなデメリットがない保険を賢く選びたいものです。
そのためには、おすすめのペット保険だけではなく、おすすめしないペット保険もチェックしておくとよいですね。

悪いペット保険の7つのポイント

  • ① 保険料が高い
  • ② 補償内容が悪い
  • ③ 補償制限がある
  • ④ 免責金額がある
  • ⑤ 加入制限・待機期間がある
  • ⑥ 終身補償ではない
  • ⑦ 特約や割引が無い・その他サポートが悪い

ペット保険ワーストランキング

  • ワースト1位 ペッツベスト
  • ワースト2位 アクサダイレクト
  • ワースト3位 au損保

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