通院にかかる医療費は、ペットの医療費全体の70%を占めます。万が一、長期に渡り何度も通院が必要になる病気にかかったら大変!
そこで通院をしっかり補償してくれるペット保険をランキング形式で比較しました。

さっそくランキングの解説を見る

ペットの医療費でもっともお金がかかるのは、手術や入院だと思っていませんか?通院にかかる負担は、せいぜい1回1万円程度。たいしたことはない、と思いますよね。
しかし、実は通院にかかる費用がペットの医療費全体の90%も占めているのです。

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※アニコム調べ

1日にかかる平均治療費
通院8,000 円
入院12,000 円
手術100,000 円

「1日にかかる平均治療費」を見ると、手術がもっとも高額です。また、年間の通院回数の平均は3.6回(当研究所調べ)と、決して多くはありません。
しかし、もしペットが長期にわたり通院を繰り返す病気にかかった場合はどうでしょうか。

もし、週一回、一年間通院することになったら?

一度にかかる費用は少額でも、もし「週に一度、一年間通院」するような事態になったとしたら…?
例えば、皮膚疾患のような「慢性疾患」にペットがかかった場合どのようになるでしょうか。

例:慢性疾患で週1回、1年間通院した場合
   8,000円×48日=384,000円

一度にかかる費用は少額でも、年間を通して約40万円という莫大な出費になることがわかります。
犬猫の治療費の実態は?何に一番お金がかかるの?」でもご紹介しました。
意外と高額になりがちな通院をしっかり補償してくれる「通院重視型」の保険にはどんなものがあるでしょうか。

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私が調べたところ、通院に特化した商品を出している保険会社は2社、合わせて4つの商品がありました。
さっそく詳しくみてみましょう。

コレで決まり!通院重視型のペット保険おすすめランキング

ペット保険を選ぶ上で、見るべきポイントは以下の3つです!

ペット保険選びのポイント

① 保険料が安いこと

保険料は、補償の手厚さに応じて高額になるのが一般的です。
補償の手厚さと保険料のバランスが取れているかをチェックし、保険料が高すぎて家計を圧迫しないように注意しましょう。

② 補償内容が手厚いこと

動物病院でかかった費用をしっかりと補償してもらえるものでないと意味がありません。
まずは、ペットの治療費を十分カバーできる補償内容かどうかをチェックする必要があります。

③ 思わぬ落とし穴がないこと

保険商品は、表向きには金額が安く、補償内容が手厚くても、「思わぬ落とし穴」がある商品もあります。
落とし穴とは、保険料が支払われない条件がある、ということです。ペットがかかった病気が実は補償の対象外だった、ということがないように、しっかりチェックしましょう。

これらのポイントを踏まえて、すべてのペット保険会社の商品を見比べ、「通院重視型」のおすすめペット保険ランキングを決定しました。
ペット保険選びの参考にしてみてください!

第1位ガーデンのゴールド50%プラン
ガーデンのゴールド50%プラン

ガーデンの『ゴールドプラン』シリーズは、入院、手術の補償はないものの、通院にかかる日額・回数制限がないことが魅力の、まさに通院補償を重視した保険です。
中でも50%補償プランは保険料が低いので家計に優しく、ペット保険が初めての方でも安心して加入できます。
請求の日額制限がないので50%補償プランの場合は、年間限度額の50万円を超えるまで補償を受けられます。

第2位ガーデンのゴールド70%プラン
ガーデンのゴールド50%プラン

ガーデンの『ゴールドプラン』シリーズは、入院、手術の補償はないものの、通院にかかる日額・回数制限がないことが魅力の、まさに通院補償を重視した保険です。
請求の日額制限がないので70%補償プランの場合は、年間限度額の70万円を超えるまで補償を受けられます。

第3位ガーデンのゴールド90%プラン
ガーデンのゴールド50%プラン

ガーデンの『ゴールドプラン』シリーズは、入院、手術の補償はないものの、通院にかかる日額・回数制限がないことが魅力の、まさに通院補償を重視した保険です。
『ゴールドプラン』シリーズでもっとも補償割合が多いのがこの90%プランです。
請求の日額制限がないので90%補償プランの場合は年間限度額の90万円を超えるまで補償を受けられます。

なお、このランキングはペット保険でよく見る「小型犬」「中型犬」「大型犬」「猫」という区分を問わず、全てのペットのサイズで同じ結果となっています。

このランキング結果について、以下で詳しく見ていきます。

ランキングについて徹底検証!おすすめの理由はコレだ!

2社4タイプの通院重視型の保険の中で、どれが一番オススメか?ランキング形式でご紹介します。

STEP1:まずは整理!通院重視型のペット保険ってどれ?

まずは通院重視型の保険をすべて一覧にします。

通院重視型の保険は「通院」を重点的に補償します。
「入院」も併せて補償する商品もありますが、医療費が比較的高い「手術」に対しては補償しないのがこのタイプの特徴です。
手術や入院に比べて利用頻度が高く、長引く病気になった場合に回数が増えがちな通院に備えたい方が選ぶタイプです。

意外にもアイペットやアニコムのようなよく聞く大手ペット保険会社は、上記の条件にあてはまる「通院重視型」の保険がありませんでした。

手術を補償しない通院重視型の保険は下の表の4商品です!

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・14歳まで)生涯保険料(中型犬・14歳まで)生涯保険料(大型犬・11歳まで)生涯保険料(猫・12歳まで)年間補償上限額通院入院手術免責保険料備考
ガーデンゴールド50%プラン50%280,260 円305,090 円254,900 円175,670 円50万円制限なしなし
ガーデンゴールド70%プラン70%392,260 円426,990 円356,750 円245,900 円70万円制限なしなし
ガーデンゴールド90%プラン90%504,310 円549,040 円458,630 円316,160 円90万円制限なしなし
アニマル倶楽部ブループランⅡ100%357,900 円446,100 円500,160 円266,370 円39万円5,000円/日
年間30日まで
8,000円/日
年間20日まで
なし※14歳までの保険料
大型犬は11歳まで、猫は12歳まで

※表は横にスクロールできます。
※アニマル倶楽部のブループランⅡは、小型犬・中型犬が14歳まで、大型犬が11歳まで、猫が12歳までしか加入できないため、その年齢までの保険料の合計を表示しています。
※また同じ基準で比較するために、ガーデンの3商品もアニマル倶楽部に合わせた年齢の生涯保険料を表示しています。

STEP2:保険料のコスパで比較!もっともコスパが良いのは?

ペット保険は、補償割合が高くなるにつれて保険料も高くなるという傾向があります。

保険料の安さだけで選ぶのではなく、価格と補償内容のバランスが取れた商品を選びましょう。価格の割に補償割合が高い商品を選ぶための指標のひとつにコスパがあります。
コスパの求め方は生涯保険料を補償割合で割った数字(補償割合1%あたりの生涯保険料)で算出しています。

補償割合で割る理由は、保険商品の設計上、補償割合の増分に比例して保険料も増額しているケースが多いため、補償割合の多い・少ないに左右されない純粋な保険料の金額を見るためです。
この値を比べることで、補償の手厚さに対する保険料の安さという意味でコスパの良い商品が見えてきます。

結果としては以下のとおりです。
金額が小さいほど、よりコスパがよいということになります。

会社名商品名補償割合コスパ(小型犬)コスパ(中型犬)コスパ(大型犬)コスパ(猫)年間補償上限額
アニマル倶楽部ブループランⅡ100%3,579 円4,461 円4,610 円2,664 円39万円
ガーデンゴールド90%プラン90%5,603 円6,100 円5,096 円3,513 円90万円
ガーデンゴールド70%プラン70%5,604 円6,100 円5,096 円3,513 円70万円
ガーデンゴールド50%プラン50%5,605 円6,102 円5,098 円3,513 円50万円

※表は横にスクロールできます。

この表は、コスパが良い順番で並べています。
この表を見ると、「アニマル倶楽部って補償割合100%なのに、コスパも良い!」と思われた方もいるのではないでしょうか?
しかし、ちょっと待ってください。補償割合とコスパだけではわからない、「補償の上限」にも着目してください。

STEP3:補償内容で比較!補償の手厚さはどれが一番?

次に、補償内容の精査を行います。ここで、STEP2で出てきた、アニマル倶楽部の保険料の安さの裏事情が見えてきます。

アニマル倶楽部の商品は実質的には100%補償ではない

まず、当研究所が独自に調査したところ、ペットの通院、入院、手術のそれぞれにかかる1回(日)あたりの平均的な費用は以下のような結果となりました。

1日にかかる平均治療費
通院8,000 円
入院12,000 円
手術100,000 円

それに対して、アニマル倶楽部のブループランⅡでは、通院が1日あたり5,000円まで(年間30日まで)、入院が1日あたり8,000円まで(年間20日まで)となっています。

その上限で計算をすると、アニマル倶楽部のブループランⅡでは、
 通院の補償割合=1日の補償上限5,000円÷8,000円=63%
 入院の補償割合=1日の補償上限8,000円÷12,000円=67%

となり、残りは自己負担となってしまいます。

つまり、実質的には65%前後の補償割合であると言えるでしょう。

そう考えると、STEP2で見たコスパ(生涯保険料÷補償割合)の結果は、実際は100%ではなく65%で割る必要があり、結果的には小型犬の場合でガーデンと同等、他のサイズだともう少し悪くなります。

会社名商品名補償割合コスパ(小型犬)コスパ(中型犬)コスパ(大型犬)コスパ(猫)
アニマル倶楽部ブループランⅡ65%5,506 円6,863 円7,695 円4.098 円
ガーデンゴールド90%プラン90%5,603 円6,100 円5,096 円3,513 円
ガーデンゴールド70%プラン70%5,604 円6,100 円5,096 円3,513 円
ガーデンゴールド50%プラン50%5,605 円6,102 円5,098 円3,513 円

※表は横にスクロールできます。
※ガーデンの「ゴールド50%プラン」「ゴールド70%プラン」「ゴールド90%プラン」は改定後、保険料が値上がりしました。

年間補償上限を考えるとガーデンの保険の方が手厚い

それでは、年間保障上限を踏まえて、あらためてガーデンのゴールドプランとアニマル倶楽部の補償の内容を比べていきます。
先ほど、「アニマル倶楽部は実質的には65%の補償割合」と説明しましたので、比較的条件の近いガーデンの「ゴールド 70%プラン」と比べてみましょう。
そうすると、以下のようになります。

会社名商品名補償割合年間補償上限額通院入院手術免責保険料備考
ガーデンゴールド70%プラン70%70万円制限なしなし
アニマル倶楽部ブループランⅡ100%39万円5,000円/日
年間30日まで
8,000円/日
年間20日まで
なし※14歳までの保険料
大型犬は11歳まで、猫は12歳まで

※表は横にスクロールできます。

ガーデンの方が年間補償上限が高く、アニマル倶楽部は入院もついてくるという点が挙げられます。
ただし、ペットの医療費の70%を占める通院の手厚さを重視するなら、通院にかかる日数や回数の制限がないガーデンの方が優れた補償内容であると言えるでしょう。

STEP4:選ばれたペット保険の落とし穴は?

念のため、ガーデンとアニマル倶楽部の落とし穴を見ておきましょう。
結果から言うと、通院重視の補償に限って言えば両者ともに気になる落とし穴があります。

ガーデンのゴールド50%プラン

  • 「特定のケガや病気が補償されない」という制約がある

【対象外項目例】

膝蓋骨脱臼、股関節形成不全、レッグペルテス、てんかん、チェリーアイ、気管虚脱、涙やけ など

アニマル倶楽部のブループランⅡ

  • 「特定のケガや病気が補償されない」という制約がある

【対象外項目例】

膝蓋骨脱臼、股関節形成不全、レッグペルテス、てんかん、チェリーアイ、気管虚脱、涙やけ など

膝蓋骨脱臼などの手術で治療する傷病の場合は、通院重視のペット保険にはあまり関係ないですが、てんかんや歯周病など通院に関わる傷病が対象外項目になっていることもあるので注意しましょう。

STEP5:総合的に判断してランキング付け!

ここまで見てきたことを振り返って、総合的にランキングを付けていきます。

保険料の安さ

アニマル倶楽部のブループランⅡは、実質的な補償割合が65%であることを説明しました。
それを加味した保険料のコスパとしては、小型犬の場合で同等、それ以外のサイズだと、ガーデンの方がコスパがいいという結果でした。

落とし穴の有無

両社に同じような落とし穴があり、通院に関わる傷病が対象外項目に入っている場合は注意するようにしましょう。

補償内容の手厚さ

ガーデンとアニマル倶楽部で比較すると、ガーデンの補償内容の方が優れているという結果でした。

この結果、アニマル倶楽部よりもガーデンのペット保険の方が、通院重視に向いている保険と言えます。
それでは、残りの論点として、「ガーデンの商品の中ではどれがいいか?」を見て、ランキングを決めていきましょう。

ガーデンの3つの商品のコスパは同じ

STEP2でも見たとおり、ガーデンの3つの商品のコスパ(補償割合1%あたりの生涯保険料)は全てほとんど同じでした。
ですので、コスパという意味では、どれを選んでもほとんど同じです。

会社名商品名補償割合コスパ(小型犬)コスパ(中型犬)コスパ(大型犬)コスパ(猫)年間補償上限額
ガーデンゴールド50%プラン50%5,605 円6,102 円5,098 円3,513 円50万円
ガーデンゴールド70%プラン70%5,604 円6,100 円5,096 円3,513 円70万円
ガーデンゴールド90%プラン90%5,603 円6,100 円5,096 円3,513 円90万円

※表は横にスクロールできます。

ペット保険は1年契約!まずは安さを重視した商品選びを!

コスパがほとんど同じなのであれば、保険料の安さを重視して保険を選ぶのが最も良い判断です。

ひとまずは手頃に入れる安い商品から始めて保険料を抑えつつ、あなたのペットの治療費の状況を見ながら、補償割合を上げる必要があれば、そのときに変更すればいいのです。
(ペット保険は1年間の掛け捨て商品なので、1年後にはプランを変更するタイミングがあります。)

このように判断し、通院重視型のペット保険は、以下のような順番でおすすめできます。

会社名商品名補償割合生涯保険料(小型犬・14歳まで)生涯保険料(中型犬・14歳まで)生涯保険料(大型犬・11歳まで)生涯保険料(猫・12歳まで)年間補償上限額通院入院手術免責保険料備考
ガーデンゴールド50%プラン50%280,260 円305,090 円254,900 円175,670 円50万円制限なしなし
ガーデンゴールド70%プラン70%392,260 円426,990 円356,750 円245,900 円70万円制限なしなし
ガーデンゴールド90%プラン90%504,310 円549,040 円458,630 円316,160 円90万円制限なしなし
アニマル倶楽部ブループランⅡ100%357,900 円446,100 円500,160 円266,370 円39万円5,000円/日
年間30日まで
8,000円/日
年間20日まで
なし※14歳までの保険料
大型犬は11歳まで、猫は12歳まで

※表は横にスクロールできます。
※アニマル倶楽部のブループランⅡは、小型犬・中型犬が14歳まで、大型犬が11歳まで、猫が12歳までしか加入できないため、その年齢までの保険料の合計を表示しています。
※また同じ基準で比較するために、ガーデンの3商品もアニマル倶楽部に合わせた年齢の生涯保険料を表示しています。

まとめ

ペットの医療費の実に70%を占める通院費。万が一、ペットが慢性疾患のような長期にわたり通院が必要な病気にかかったら医療費の負担が莫大になります。そんな事態に備えて、通院重視型の医療保険を4種類ご紹介しました。
コスパや価格、補償内容を総合的に見ると次の順でおすすめという結果になりました。

第1位ガーデンのゴールド50%プラン
第2位ガーデンのゴールド70%プラン
第3位ガーデンのゴールド90%プラン

上位3商品の特徴まとめ

第1位ガーデンのゴールド50%プラン
  • 保険料のコスパがよく、保険料が一番安く、補償割合が三番目に高い
  • てんかんや涙やけが補償されないため、落とし穴になる可能性あり
  • 年間補償上限額のみで一日当たりの上限金額や年間の回数制限が無いので、年間補償上限額までは自由に請求できる
第2位ガーデンのゴールド70%プラン
  • 3種の補償のなかで保険料が二番目に安く、補償割合が二番目に高い
  • てんかんや涙やけが補償されないため、落とし穴になる可能性あり
  • 年間補償上限額のみで一日当たりの上限金額や年間の回数制限が無いので、年間補償上限額までは自由に請求できる
第3位ガーデンのゴールド90%プラン
  • 3種の補償のなかで保険料が三番目に安く、補償割合が一番目に高い
  • てんかんや涙やけが補償されないため、落とし穴になる可能性あり
  • 年間補償上限額のみで一日当たりの上限金額や年間の回数制限が無いので、年間補償上限額までは自由に請求できる


以上、保険選びの参考にしてみてください。